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『クライムダウン』の作品情報
監督・脚本 | 監督:ジュリアン・ギルビー 脚本:ジュリアン・ギルビー、ウィリアム・ギルビー |
ジャンル | サスペンス |
製作年 | 2011年 |
製作国 | イギリス |
上映時間 | 1時間39分 |
補足情報 | 原題:A LONELY PLACE TO DIE |
『クライムダウン』のあらすじ
スコットランド・ハイランド地方にハイキングや登山をしにきた登山者5人組。
ハイキングの途中で休憩をしていると、どこからか声が聞こえてきて、声がする場所を掘ってみると中から一人の少女が見つかる。
少女は英語が通じず何が起きたのかはハッキリとわからなかったが、何かの事件に巻き込まれたと判断した5人は、助けを求めるため下山して最寄りの村のアナン・モアを目指すことに。
ただ、近所の村までは25kmと遠いため、経験豊富なアリソン(メリッサ・ジョージ)とロブ(アレック・ニューマン)が先行し、危険だが近道が出来るルートを通って村まで行くことに決まる。
だがしかし、何らかのトラブルで下山中のロブが落下し、死亡してしまう。
突然の出来事に悲しみに暮れるアリソンだったが、ロープを見てみると何者かに切られた跡があり・・・。
『クライムダウン』のキャスト
- メリッサ・ジョージ
- エド・スペリーアス
- イーモン・ウォーカー
- ショーン・ハリス
- アレック・ニューマン
- ホリー・ボイド
- カレル・ローデン
- ケイト・マゴーワン
- ゲイリー・スウィーニー
『クライムダウン』の感想・評価
ただの山登りのはずだったのに、思わぬ事件に巻き込まれてしまう…
邦題の「クライムダウン(climb down?)」とジャケットから、山登りをしてたら何かしらのトラブルでそこから降りられなくなるとか、降りるのが絶望的な状況でなんとか降りようと足掻く的な感じの映画かと思ったら、まさかのサスペンス映画だった。
想像していた登山中のハプニングが楽しめるのは前半30分だけで、しかも素人から見てもアホみたいなミスをベテランがしたせいで、2人が崖から宙ぶらりん状態になるというアクシデントが最大の見どころ。
その後は、登山仲間(?)2人と合流して、よくわからない関係性の5人が出来上がり、いざ登山しようとしたら声が聞こえてきて声が聞こえる穴を掘ってみると、木箱の中に閉じ込められた女の子が見つかる。
そこからは、謎の男2人組に下山中のロープを切られたり、崖から石を投げられたり、スナイパーライフルで狙われたりしながら、一人、また一人と殺されていくサスペンス劇場の開幕。
楽しい登山の旅だと思ったら、女の子を助けたことでとんでもない事件に巻き込まれてしまった…という感じで、男たちから逃げ回るのがメインの話です。
登山映画かと思わせて、誘拐犯から誘拐された女の子と一緒に逃げるサスペンス逃走劇に話が切り替わるのはいいんですけど、もう少し登山経験とか知識を活かした逃走劇が見たかった。
あと、男たちが銃を使い慣れていないせいなのか、めちゃくちゃ弾を外すのがちょっとダサい。強者っぽい雰囲気を出しているせいで余計にダサく見える。
まぁ、あっさり当たっちゃったらすぐ物語が終わってしまうから仕方がないんだけど、人間狩りを楽しむサイコパスくらいの設定が欲しかった。
ただの身代金目的で子供を誘拐する犯罪者なのかと思ったら、町に逃げ込んだ主人公を探すにあたり邪魔な町の住民を躊躇なく撃つし、そこまでする?って感じで犯人の人物像がよくわからなかったのはもったいなかった。
ここを深堀りすればもう少し面白くなったと思う。
あと、女の子を助るために来た人たちや、ラストに登場した人たちがいたことでサスペンス要素が深まったかと思いきや、そこまで物語に関与せず終わっちゃうのは残念。
登山の話がほとんど関係ないタイトル&ジャケット詐欺の映画だし、観た後にこれと言って印象に残らない映画だけど、テンポ感は良かったし、頑張れば面白い映画になったんじゃない?と思わせてくれる雰囲気はあったから、まぁまぁ面白い映画だったなという感じでした。