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『コカイン・ベア』の作品情報
監督・脚本 | 監督:エリザベス・バンクス 脚本:ジミー・ウォーデン |
ジャンル | スリラー、コメディ |
製作年 | 2023年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間35分 |
補足情報 | 原題:Cocaine Bear |
『コカイン・ベア』のあらすじ
1985年、麻薬密売人の男が飛行機からコカインの入ったバッグを大量に投げ捨て、自身もパラシュートで飛び降りようとするが、ドアフレームに頭をぶつけて意識を失い、そのまま落下して死んでしまう。
ある日、アメリカ・ジョージア州に暮らす中学生のディーディーとヘンリーの2人は、母親に内緒で、滝をスケッチするために国立公園へと向かう。
彼女たち2人に加え、娘を探しに来た母親、森林公園のレンジャー、コカインを回収しに来たギャングたち、彼らを追う警察などが、続々と同じ場所に集まってくる。
そんな彼らたちを、コカインを食べて凶暴化した<コカイン・ベア>が次々と襲い掛かる・・・!
『コカイン・ベア』のキャスト
- ケリー・ラッセル(サリ)
- オシェア・ジャクソン・Jr(ダヴィード)
- オールデン・エアエンライク(エディ)
- イザイア・ウィットロック・Jr(ボブ)
- マーゴ・マーティンデイル(リズ)
- レイ・リオッタ(シド)
- クリストファー・ヒヴュ
- スコット・ザイス
『コカイン・ベア』の感想・評価
コカインを食べてハイになったクマが次々と人に襲い掛かるスリラーコメディ
麻薬密売人が小型飛行機からコカインが入ったバッグを投げ捨て、それが偶然国立公園に落ち、そこにいた一匹のクマがコカインを食べてハイになりながら人々を襲っていくアニマルパニックなスリラーコメディ。
1985年に麻薬密売人が飛行機墜落事故を起こし、載せていたコカインが行方不明になり、その一部を食べたアメリカクロクマ(実話では薬物の過剰摂取により死亡)がいたという実話をモチーフに作られた映画。
観光客、10代の子供たち、その子たちを探しに来た母親、落ちたコカインを探すためにやってきたギャング2人組、警官、チンピラ3人組、森林警備隊など色んなタイプの人間が、それぞれの理由でジョージア州の国立森林公園に集まり、コカインでハイになったクマと遭遇し襲われる展開は今までにない感じで面白い。
人が食べられるので若干グロいシーンはあるけど、ちぎれた足や死体が明らかに作り物とわかるので、それもあってか恐怖もありながらコメディの感じも楽しめる。
クマの質感がリアルだけど、どこかファンタジーっぽい見た目なのもかわいいし、コカインでハイになってる様子も愛おしく感じる。
ストーリー展開もわかりやすいし、クマに襲われる展開もバリエーションがたくさんあって良かった。
ただのB級映画のような雑な映画かなとあまり期待してなかったけど、クスッと笑えるところも多くて、ブラックコメディが好きな人にはオススメできる作品です。