【映画感想・レビュー】映画『ぐちゃぐちゃ』性交はステータス?処女で奥手な女性の心の葛藤を描く

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映画『ぐちゃぐちゃ』の作品情報

監督・脚本監督:山岸綾
脚本:山岸綾
出演者石崎なつみ
田村健太郎
斉藤陽一郎
森下能幸
板橋駿谷
水間ロン
島守杏介
ジャンルドラマ
製作年2017年
製作国日本
上映時間55分
補足情報

映画『ぐちゃぐちゃ』のあらすじ・内容

一度も性交をしたことのない処女で26歳の会社員・高村紗弓(石崎なつみ)。
処女や彼氏がいないことを友人からいじられたり、会社でマウントを取られながらも自分の感情をうまく外に出せずにいた。
だがしかし、自分の欲望に正直に生きている男たちと出会いを重ねていくうちに、やがて紗弓の心に変化があらわれる・・・。

映画『ぐちゃぐちゃ』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

性交はステータス?処女で奥手な女性の心の葛藤を描く


この作品は、学生に商業用映画製作の機会を与え、映画人としての“覚悟“の確立を狙う“トリウッドスタジオプロジェクト“の第11弾作品で、監督を務めるのが専門学校東京ビジュアルアーツに在籍する山岸綾さん。

最初に感想を言うと、すごく面白かった。
1時間という短い時間の中に収めるために、余計な要素をゴチャゴチャ入れずに、シンプルに作ろうとちゃんと割り切っていた感じがした。
そのおかげで、内容がわかりやすく、コンパクトにまとまっていて良かった。
この尺でも十分面白かったけど、1時間30分とか2時間くらいの尺でも面白くなった気がするので、それだけ丁寧に作られている作品だなと感じた。

主演の石崎なつみさんの自然な演技がとても良くて、高村紗弓の役を演じているのをもう少し長くみたかった。
登場人物のキャラクターの強さや演技はやりすぎなようにも見えるが、1時間という尺でちゃんとした映画を作るにはあれくらいハッキリしていた方がわかりやすいのでそれも良かった。

全体的に話のテンポも展開の多さもちょうどよくて、最後まで楽しくあっという間に観終わるってしまった。

ヒロインが処女と言うことで、学生の頃って処女とか童貞とかちょっと気にする年頃だろうから、テーマも学生らしいなって感じで良かったです。