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【映画感想・レビュー】映画『カランコエの花』突然始まったLGBTについての授業がクラスに思わぬ波紋を呼ぶ

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映画『カランコエの花』の作品情報

監督・脚本監督:中川駿
脚本:中川駿
出演者今田美桜
永瀬千裕
笠松将
須藤誠
有佐
堀春菜
手島実優
石本径代
山上綾加
古山憲正
イワゴウサトシ
ジャンルドラマ
製作年2016年
製作国日本
上映時間39分
補足情報

映画『カランコエの花』のあらすじ・内容

とある高校2年生のクラス。
英語の授業が先生の体調不良により自習となるが、その時間を使って保健室の先生から『LGBTについて』の授業が行われた。
しかし、他のクラスではその授業は行われていなかったことが発覚し、「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」と、まるで犯人探しのように騒ぎ立てる男子たち。
さらには、ある先生から「このクラスにLGBTの人がいるからそういう授業を開いたわけではない」という発言があったことで、クラス全体に「本当にLGBTの人がいるんじゃないか?」という噂が流れ始めるーーー。

映画『カランコエの花』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

突然始まったLGBTについての授業がクラスに思わぬ波紋を呼ぶ


レインボーリール東京グランプリ(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)グランプリや、映画祭6冠を含む計13冠を受賞した作品。
40分という短い時間ながらも、高校生とLGBT(Q)に対しての認識や接し方がしっかりと描かれていてとても良かった。

特にLGBTQの当事者でもある小牧桜役の有佐さんの、バスで静かに涙を流すシーンはジーンとくるものがあった。
あとは、誰にも打ち明けられないけど、好きな人にだけは本当のことを知っておいて欲しいという感情とか、「桜はレズビアンなんかじゃないよ」と言われた時の表情とか、繊細な部分が綺麗に丁寧に描かれていたと思う。

最後ら辺の、一ノ瀬月乃役の今田美桜さんがカランコエの花の色のシュシュを外して涙を流すシーン。
カランコエの花言葉でもある「あなたを守る」、それで守りたかったのは、守るべきだったのは、自分ではなく、大切な友達だったんだと。
それに後から気付いて、自分が言ったこと、やってしまったことへの後悔があのシーン一つですごく伝わってくるのが非常に良かった。

あとは、当たり前のことなんだけど、異性を好きになろうが同性を好きになろうが、誰かを好きになるという感情はどちらも一緒なんだなというのをラストの保健室でのシーンで強く感じる。
エンドロールで流れる保健室の会話も、その会話を聞いてしまった女の子側の視点に立つことができるので、あの演出も良かったなと思いました。

学生はもちろん、大人が見ても考えさせられる作品だなと感じました。