【映画感想・レビュー】映画『いつか輝いていた彼女は』女子高生の嫉妬と羨望をリアルに描いた青春映画

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映画『いつか輝いていた彼女は』の作品情報

監督・脚本監督:前田聖来
脚本:前田聖来
出演者小倉青
mahocato
日高七海
里内伽奈
柳澤果那
やすだちひろ
KJ
ジャンルドラマ
製作年2018年
製作国日本
上映時間35分
補足情報

映画『いつか輝いていた彼女は』のあらすじ・内容

ネクストブレイク候補として注目を集めるバンド『MINT mate box』のボーカル・マホ(mahocato)は、初のライブツアー初日を前に、メディアの取材を受けるため母校の高校を訪れていた。
マホは、懐かしの校舎を歩きながらメンバーに当時の高校生活を語っていく中、同じ高校の芸能科に所属し、一緒に音楽活動をしていた親友・茜(小倉青)のことを思い出す。

映画『いつか輝いていた彼女は』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3)

女子高生の嫉妬と羨望をリアルに描いた青春映画


学生特有の嫉妬と羨望によるギスギスとした人間関係をリアルに描いた青春映画。
音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ) 」企画の映画で、実際に存在するバンドとコラボした作品。

学生特有なのか、女子高生特有なのか、芸能科特有なのかはわからないが、みんなといるときは楽しそうに会話し、1人がいなくなったら、残った全員でその1人の悪口大会が始まるのとか、マウント合戦とかリアルでグロかった。

自分は男だったし、高校生時代も映画のようなやりとりをしたことがないから経験したことはないけど、想像しているギスギス感、「女の世界ってこういうことが当たり前に行われているんだろうな~」という感じがすごく伝わってきた。

悪口を言っているからと言って仲が悪いという感じでもないし、本音は一緒にいたくないけど建前上仲良さそうに振舞っているというほど理性的な感じでもなさそうなのは、あの女子高生たちが、ただただ誰かの陰口を言わないと成り立たない関係性だったんだろうな。

35分と言う短い時間ながら、登場人物の5人の女子高生たちがどんな人間なのかがわかりやすく描かれていたし、映画としてのまとまりも綺麗だったと思う。
ラストシーンからエンディングまでのあの繋ぎ方も良かったし、女子高生たちのじめっとした青春とは真逆の明るくポップな楽曲も対照的で良かった。シンプルに楽曲も好き。

気になる点は、音声が小さかったりこもっていたりでところどころ聞きづらかったことくらい。