【映画感想・レビュー】映画『何者』自分は「何者」なのかを問う就活ドラマ

『何者』感想・レビュー

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映画『何者』の作品情報

監督三浦大輔
出演者佐藤健
有村架純
二階堂ふみ
菅田将暉
岡田将生
山田孝之
ジャンルドラマ
製作年2016年
製作国日本
上映時間1時間37分
補足情報原作:朝井リョウ『何者』

映画『何者』のあらすじ・内容

人を分析するのが得意で物事を斜に構えてみるタイプの拓人(佐藤健)
誰にでも好かれる明るい性格で少し馬鹿っぽい光太郎(菅田将暉)
光太郎の元カノで真面目な性格の瑞月(有村架純)。
意識高い系で何事にもプライドの高さが見え隠れする理香(二階堂ふみ)
就活なんて馬鹿馬鹿しい自分は周りに流されないと言いながらも、徐々に焦りを募らせていく隆良(岡田将生)
あるきっかけから理香の部屋を「就活対策本部」として就活の情報交換のために定期的に集まるようになった5人。
しかし、お互いの就活への取り組み方や考え方の違いから、徐々に人間関係に変化が生じてくる。
やがて「内定者」が一人現れたとき、隠されてきた“裏の顔”が見え隠れするようになるーーー。

映画『何者』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

自分は「何者」なのか、いったい「何者」になりたいのかを問う就活ドラマ

前半は教科書通りの、合同説明会、みんなで集まって情報交換、Webテスト対策などの話が多く、後半からは就活の考え方の違いや就活がうまくいってる人、うまくいかなくて焦ってる人が出てきてだんだんとギスギスしてくる感じが見ていてつらくなる。


就活の最初の方はみんなで頑張ろう!みんなで乗り越えよう!という雰囲気になるが、内定が決まった友人を見て、おめでとうと言いたい気持ちと同時になんだか抜け駆けされたような、そしてそれを見て焦ってく気持ちなどがとてもリアルでよく表現されていたと思う。
頑張って履歴書を書いてWebテストを通過して面接を受けても落とされ続けて、どんどんと自分を否定されていくような気持ちになる演者の気持ちがよくわかる。


就職活動中の人だったり、就活をしたことがある人、そして自分が社会にとって「何者」なのか、そんな悩みがある人たちには突き刺さるものがあるのではないだろうか。