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『日日是好日』の作品情報
監督・脚本 | 監督:大森立嗣 脚本:大森立嗣 |
ジャンル | ドラマ |
製作年 | 2018年 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 1時間40分 |
補足情報 | 原作エッセイ:森下典子 – 「日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ」 |
『日日是好日』のあらすじ
就職活動を間近に控える大学生の典子(黒木華)だったが、特にやりたいことが見つからず、漠然とした日々を過ごしていた。
そんなある日、母親の勧めと乗り気ないとこの美智子(多部未華子)の誘いもあって、武田のおばさん(樹木希林)がやっている茶道教室に通うことになるーーー。
『日日是好日』のキャスト
- 黒木華(典子)
- 樹木希林(武⽥のおばさん)
- 多部未華子(美智子)
- 鶴見辰吾
- 鶴田真由(雪野)
- 山下美月(ひとみ)
『日日是好日』の感想・評価
いまを一生懸命生きることの大切さ
やりたいことが見つからず漠然と生きる大学生の女性が茶道と出会い、長い年月を通してゆっくりと自分の人生と向き合っていく話。
原作は森下典子さんのエッセイ『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』です。
茶道の所作、着物、掛け軸、お菓子、お茶を立てる音、水差しから流れる水やお湯の音、季節の移ろいなど、様々な美しさを感じられる心地いい映画で、茶道のシーンは緊張感があるんだけどどこか柔らかくてついつい見入ってしまう。
主人公はやりたいことが見つからない大学生の女性で、茶道との出会いを通して人生がいい方向に進んでいく・・・みたいなことではなく、もっと永い人生の物語を映し出していた映画だった。
茶道で学んだことが人生に活かせたって感じではないし、なんならその茶道がちょっと嫌になった時期もあったけど、先生との出会いや一つの居場所ができたことが良い影響を与えていたのかな。
タイトルの「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」は禅語で、「いまを一生懸命生きることの大切さ」みたいなものを説いている。
その言葉通りに、過去を悔いることも、未来に期待することもせず、何も考えずにただ目の前のことに真摯に向き合う大事さのようなものを教えてもらった気がする。