【感想・評価】映画『サバイバー 極限の生存者』飛行機事故で唯一生き残った女性の物語【★3.5】

【感想・評価】映画『サバイバー 極限の生存者』飛行機事故で唯一生き残った女性の物語【★3.5】

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『サバイバー 極限の生存者』の作品情報

監督・脚本監督:ドミトリー・スヴォーロフ
脚本:ドミトリー・スヴォーロフ
ジャンルドラマ、スリラー
製作年2022年
製作国ロシア
上映時間1時間38分
補足情報原題:Odna

『サバイバー 極限の生存者』のあらすじ

1981年8月24日。
新婚旅行を終えたラリサ(ナジェダ・カレガノヴァ)とウラジミール(マクシム・イワノフ)は、悪天候により空港で4時間待たされた後、ようやくモスクワ行きのコムソモリスク・ナ・アムーレ空港発811便に乗り込んだ。
やっと家に帰れると安心したのも束の間、高度5000メートルの上空で飛行機と軍の戦闘機が衝突、機体は半壊し乗客たちは次々と空へと投げ出されていく。
一時的に気を失うものの奇跡的に生き残ったラリサは、森の中で一人、足には大きな破片が刺さた状態で、愛しのウラジミールを探して森を彷徨うのだが・・・。

『サバイバー 極限の生存者』のキャスト

  • ナジェダ・カレガノヴァ
  • マクシム・イワノフ
  • ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ
  • ヤン・ツァトニック
  • ニキータ・タラソフ

『サバイバー 極限の生存者』の感想・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

飛行機事故で唯一生き残った女性の物語


1981年にロシアで実際に起こった民間の旅客機と軍の戦闘機との衝突事故、その時の唯一の生存者の女性の森の中でのサバイバルの様子と、夫との幸せな日常を描いたサバイバルドラマ映画。

事故で一人生き残った人が森でサバイバルしながら助けを待つB級映画なのかなと思ったら、森でのサバイバルの様子以外にも、夫との幸せな日常の回想シーンが多めで「どういう映画だ?実話なのか?」と思っていたら、まさかの実話でした。

B級映画特有の雑な感じを楽しみに見始めた自分にとっては期待していたものではなかったけど、あまり見ないタイプの作りで面白かったし、夫婦の日常を描くシーンでは普通に良い恋愛映画だった。
この映画を観てて、ロシアが作るソ連時代の男女の恋愛を描いた普通の恋愛映画を観てみたいなと思った。

足に大ケガをして森の中で一人の満身創痍の女性にとって、愛する夫を必ず見つけ出すことが生きていく唯一の希望だったと思うので、回想シーンが多めだったのも納得。

序盤の飛行機墜落シーンは、テーマパークのかなり激しめのアトラクションに乗っているかのような臨場感がすごくて、ずっと口をポカーンと開けながら見入ってしまった。

それと、民間機のみの単独墜落だと政府が動くのかもしれないけど、ソ連の戦闘機が中国との国境付近で墜落したことで、隠蔽のために軍が動くのもちょっと面白かった。
「本当はもっとエグい感じで隠蔽してたんじゃないの?」とか「冷酷な軍人が情に流されて良い人になるなんて嘘でしょ?」とか色々と勘ぐってしまったし、犯人探しのくだりどこ行った?とは思ったけど。

森の中でのサバイバルシーンでは、足に大ケガをしているのにアドレナリンのおかげなのかたまに普通に歩いてたり走ったりするし、スラムドッグミリオネアみたいに今までの彼との思い出が生きる術に繋がっているみたいな感動演出はちょっとやり過ぎ感は否めなかったけど、ほどよい緊張感とほどよい感動が楽しめて良かったです。

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