【映画感想・レビュー】映画『想影』10年越しの告白

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映画『想影』の作品情報

監督・脚本監督:加藤慶吾
脚本:加藤慶吾
出演者高杉真宙
松原菜野花
細田善彦(細田よしひこ)
三瓶美菜
東佳代子
日高七海
ジャンルドラマ
製作年2016年
製作国日本
上映時間30分
補足情報

映画『想影』のあらすじ・内容

いつもアーミーナイフを持ち歩き、果物を剥くのが上手な男の子・栄大輔(高杉真宙)。
栄と幼馴染で中学生の頃からずっと彼に想いを寄せる女の子・中村由美(松原菜野花)は、栄への思いをちゃんと伝えられずにいた。
それから10年、栄が農家の一人娘と結婚するという知らせを受けた由美は、中高生時代の思い出が次々と蘇ってくると同時に後悔も溢れ出してくる。
そんな過去の想いと対峙すると決めた由美は、栄に対してある行動を取るーーー。

映画『想影』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (2.5)

10年越しの告白


中学生の頃に好きだった男の子に好きと言えないまま大人になってしまい、その男の子が結婚するという知らせを聞いてある行動を取るみたいな話のショートフィルム。

短いからサクッと観れるけど、そのせいか感情移入もあまりしないまま、映画が終わってしまった感じ。

中高生役の2人は制作時で20歳くらいだったので、その年齢で中学生役ができるなら、大人になった時も配役はそのままで良かったんじゃないかなと思う。
一応、学生役と大人役で顔の系統は似せてきてはいたけど、なんか全く違う物語を二つ見せられているようで、過去と現在との繋がりがあまり感じられなかったのは残念、

最後のシーンでは、歩道橋から女性が今までの思いを告白、それを聞いて男性が涙ぐみ、そしてピアノ中心のBGMを流すという演出をしてたけど、あまり感動はしなかった。
たぶんそれは、学生役の男の子のそっけない感じが、女の子に興味ありそうだけど実は興味がない感じに見えたからだと思う。
男の子も実は女の子が好きだった…というのが過去の学生時代から伝わってたら最後の涙ぐむシーンもわかるんだけどね・・・。

学生時代に付き合ってたけど、なんだかんだでお互いに納得しない別れをしてしまって、大人になってもその未練が拭い切れず、また付き合えるとは思ってないけどとりあえず自分の気持ちを伝える、と言う感じの方が良かった気がします。