【感想・ネタバレ】映画『フェイク シティ ある男のルール』かつての相棒を殺された男の復讐劇【★3.5】

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『フェイク シティ ある男のルール』作品情報

監督・脚本監督:デヴィッド・エアー
脚本:ジェームズ・エルロイ
カート・ウィマー
ジェイミー・モス
出演者キアヌ・リーヴス
フォレスト・ウィテカー
ヒュー・ローリー
クリス・エヴァンス
コモン
ザ・ゲーム
マルタ・イガレータ
ナオミ・ハリス
ジェイ・モーア
ジョン・コーベット
アマウリー・ノラスコ
テリー・クルーズ
セドリック・ジ・エンターテイナー
ノエル・グーリーエミー
マイケル・モンクス
クリー・スローン
ジャンルアクション、ドラマ
製作年2008年
製作国アメリカ
上映時間1時間49分
補足情報原題:STREET KINGS

『フェイク シティ ある男のルール』あらすじ

ロス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)は、手段を選ばない違法すれすれの捜査で事件を解決していた。
そんなある日、トムの元相棒であるワシントン(テリー・クルーズ)と内務調査班のビッグス(ヒュー・ローリー)が密会しているという情報を手に入れる。
真相を確かめるためにワシントンの尾行を開始するが、立ち寄った店で覆面強盗と遭遇し、トムの目の前でワシントンが射殺されてしまう。
同じ店にいたトムに疑惑の目が向けられないよう、ボス(セドリック・ジ・エンターテイナー)からは嘘の証言をするように命じられてしまう。
だがしがし、元相棒の無念を晴らすため、自分の正義のためにも、一人で犯人探しを開始するがーーー。

『フェイク シティ ある男のルール』感想・ネタバレ・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

かつての相棒を殺された男の復讐劇


荒っぽい手段を使って1人で事件を解決してしまうタイプの刑事が、かつての相棒を目の前で殺され、その犯人の行方を追っていると思わぬ事実が発覚する・・・みたいなサスペンスアクション。

キアヌ・リーブスのクールながらも、暴力的な感じがとても魅力的だけど、相棒が殺されるところとか、犯人らしきやつらのところに乗り込んで銃撃されているときは小物っぽい感じが出てちょっと残念だった。
そういった弱い部分もあるんだよという人間的な魅力と、1人でなんでも事件を解決してしまうクールな男の魅力がうまく合わさっていれば魅力的なキャラクターになっていたと思う。

そこそこアクションシーンもあるので、キアヌ・リーブスのカッコよさも相まってそこは面白かった。
ただ、相棒が殺された時に、銃を持っていたキアヌ・リーブスがあっさり見逃されたことによって、黒幕がわかりやすくなってしまったことで、後半の展開もいまいち盛り上がりに欠けてしまった。
そこは、犯人に傷を負わせて退かせるみたいな演出の方が、キアヌ・リーブスのカッコよさも、その後の展開の面白さも引き立っていたかなという感じ。

ストーリーはシンプルだけど、若い頃のキアヌ・リーブスという役者を堪能するという意味では良い映画だったと思う。

邦題の『フェイク シティ ある男のルール』の、「フェイクシティ」まではわかるけど、後半の「ある男のルール」は余計だったかな。
シンプルに「フェイクシティ」の方が、無骨さ感じるこの映画の雰囲気に合っていると思う。