カテゴリー別まとめ記事はこちら

【映画感想・レビュー】映画『プレッシャー』深海に取り残された潜水士4人の運命

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

映画『プレッシャー』の作品情報

監督・脚本監督:ロン・スカルペロ
脚本:アラン・マッケンナ
出演者ダニー・ヒューストン
マシュー・グード
ジョー・コール
アラン・マッケンナ
イアン・ピリー
デイジー・ロー
ジャンルサスペンス、ホラー
製作年2015年
製作国イギリス
上映時間1時間31分
補足情報原題:PRESSURE

映画『プレッシャー』のあらすじ・内容

ソマリア海域で海洋調査船が石油のパイプラインの故障を発見し、ベテランダイバーのエンゲル(ダニー・ヒューストン)、ミッチェル(マシュー・グード)、ハースト(アラン・マッケンナ)と新人のジョーンズ(ジョー・コール)たち4人の潜水士が修理を命じられる。
水深200m地点で順調にパイプ修理を行っていたが、急な嵐により母船との連絡が途絶えてしまった。
さらには、外部の酸素ボンベの故障で大幅に酸素が流出し、彼らに残された酸素はわずか“2時間”となってしまう・・・。

映画『プレッシャー』の感想・レビュー

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

深海に取り残された潜水士4人の運命


嵐の中、パイプラインの修理を命じられた潜水士4人が、嵐による母船の沈没で水深200m地点に取り残されてしまう・・・という話です。

こういった深海に取り残される系だったりするワンシチュエーションものの映画は、場面転換がほとんどないし、映っている人物は変わらないし、やることも限られていて外に応援を求めるか自分たちで打開策を探すくらいしかないので、“どのように尺を稼ぐが重要になってくると思います。

尺が長すぎると面白くなくダラダラしちゃうし、尺が短すぎても物足りなさは感じるので、そのバランスが結構難しいなと思うんですけど、この映画はうまくやっていたなと思います。
極限状態の中、死の意識から気持ちを遠ざけるようにお互いの身の上話をすることで、人物描写もしっかりと描かれます。

4人の人物の性格も良くて、ベテラン3人のうち、1人はルールに忠実なタイプ、1人は柔軟に物事を考えるタイプ、1人は腕はいいがアル中で手元がおぼつかなく、1人は30mも潜れないような新人なので、それによって意見の食い違いや衝突も起きるので、見ていて飽きません。

あとは、深海のシチュエーション・潜水士ならではの、減圧症(潜水病)や低体温症などと言った描写もあるため、ただのサスペンス映画というよりは、“海の恐ろしさ”みたいな部分もしっかりと描かれているので、その点も良かったかなと思います。