【映画感想・レビュー】映画『プライドと偏見』18世紀のイギリスの身分違いの恋愛を描いたロマンス映画

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映画『プライドと偏見』の作品情報

監督・脚本監督:ジョー・ライト
脚本:デボラ・モガー
出演者キーラ・ナイトレイ
マシュー・マクファディン
ドナルド・サザーランド
ブレンダ・ブレシン
ロザムンド・パイク
ジュディ・デンチ
サイモン・ウッズ
ルパート・フレンド
トム・ホランダー
クローディー・ブレイクリー
ジェナ・マローン
キャリー・マリガン
タルラ・ライリー
ケリー・ライリー
ピップ・トレンス
ジャンルロマンス
製作年2005年
製作国イギリス
上映時間時間分
補足情報原題:Pride & Prejudice

映画『プライドと偏見』のあらすじ・内容

18世紀、イギリスの田舎町で暮らすベネット家では、夫婦と5人の娘たちが静かに暮らしていた。
この時代は女性に相続権がなく、父親が死んだら家も土地も財産の全てが遠縁の男が継ぐことになるため、娘が路頭に迷わないよう資産家と娘を結婚させようと一同が必死になっていた。
そんなある日、隣に独身でお金持ちのビングリーが引っ越してくることがわかり、ベネット家ではその話題で持ちきりだった。
舞踏会の夜、そのビングリーから長女のジェーンがダンスを申し込まれる。
しかし、彼の親友のダーシー(マシュー・マクファディン)はベネット家の娘たちに関心を示すどころか、見下した言葉を吐いているところを次女・エリザベス(キーラ・ナイトレイ)は聞いてしまう。
彼の高慢な態度に嫌悪感を示すエリザベスだったが、ある誤解がきっかけでさらに溝が深まっていくーーー。

映画『プライドと偏見』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4.5)

18世紀のイギリスの身分違いの恋愛を描いたロマンス映画


1700年代のイギリスを舞台に、貴族としてのプライドを持つ無口なダーシーと、金持ちに対して偏見のある一般家庭育ちのエリザベスの、身分違いの恋愛を描いたロマンス映画。

1700年代のイギリスの雰囲気や、建物や家具に舞踏会での華やかなドレスから、田舎の田園風景や日常の服装全てに美しさがあって、映像を観ているだけでも十分楽しめる。
当時のイギリスの階級社会や、女性の身分や立場、結婚に対する執着なども、この時代ならではという感じ。

読書好きで聡明で頑固な次女役を演じたキーラ・ナイトレイの美しさがもう限界突破してた。
さらには、ユーモアたっぷりの皮肉を言うシーンが随所に散りばめられていて、それがそこら辺のコメディ映画よりも面白くて声を出して笑える。

引っ込み思案な性格の長女ジェーンや、ちょっと下品で笑いが絶えない妹のリディアとキティ、大人しいがたまにズバッと言うメアリーに、娘の結婚のことしか考えていない母親に、落ち着いてどっしりと構えている父親、不器用だけど誠実な男のダーシーと、それぞれが魅力たっぷりで役にハマっていたが、キーラ・ナイトレイの役へのハマり方がとにかくすごかった。

雨の日にエリザベスとダーシーが激しく衝突するシーンで、その後にキスをしそうでしない演技に、理性で相手の全てを拒絶する自分と、理性以外の感情全てで相手を受け入れてしまっている自分との葛藤が垣間見えるところが良かった。
ラストの、エリザベスが父親に自分の本音を吐露するシーンも素敵だったな…。