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【映画感想・レビュー】映画『バンク・ジョブ』1971年のイギリスで実際に起こった貸金庫強盗事件がモチーフ

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映画『』の作品情報

監督・脚本監督:ロジャー・ドナルドソン
脚本:ディック・クレメント、イアン・ラ・フレネ
出演者ジェイソン・ステイサム
サフロン・バロウズ
リチャード・リンターン
スティーヴン・キャンベル・ムーア
ダニエル・メイズ
ピーター・ボウルズ
キーリー・ホーズ
コリン・サーモン
ピーター・デ・ジャージー
ジェームズ・フォークナー
シャロン・モーン
アルキ・デヴィッド
アリスター・ペトリ
マイケル・ジブソン
ジョージア・テイラー
デヴィッド・スーシェ
ハティ・モラハン
ルパート・フレイザー
クレイグ・フェアブラス
ジェラード・ホラン
ミック・ジャガー
ジャンルアクション、クライム、スリラー
製作年2008年
製作国イギリス
上映時間1時間50分
補足情報原題:The Bank Job

映画『バンク・ジョブ』のあらすじ・内容

イギリス・ロンドンで中古自動車販売店を営むテリー(ジェイソン・ステイサム)は、経営が上手く行かず、お金を借りたギャングからたびたび嫌がらせを受けていた。
そんなある日、旧知の仲である元モデルのマルティーヌ(サフロン・バロウズ)から、ある銀行の貸金庫強盗の計画を持ちかけられる。
お金に困っていたテリーは、友人ら5人を集めて銀行の地下金庫までトンネルを掘る計画を練り、無事に数百万ポンドの現金や宝石類を奪うことに成功する。
だがしかし、盗んだ貸金庫の一つに隠されていたある重大な“秘密”を巡って、様々な組織から命を狙われることになるーーー。

映画『バンク・ジョブ』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

1971年のイギリスで実際に起こった貸金庫強盗事件がモチーフ


1971年にイギリス・ロンドンのベイカーストリートにあるロイズ銀行で実際に起こった貸金庫強盗事件がモチーフ。
Wikipediaで事件を調べてみたら、もちろん映画を盛り上げるためのフィクションの部分は多かったんだけど、それでも物語の根幹となる出来事はほとんどが事実ベースだったのでそこに驚いた。

最初は小悪党たちによるただの金稼ぎのための貸金庫強盗かと思いきや、貸金庫には様々な重要な書類や写真が隠されていて、それらを巡ってMI5(イギリスの情報機関)や警察にワイロを渡しているポルノ界の帝王、公民権運動家のテロリストに政府高官、汚職が嫌いな正義感ある警察などたくさんの人物や組織を巻き込んでスピーディーに事件が進展するストーリーがとても面白い。

気を付けたいのは、登場人物が多い上に彼らの利害関係が複雑なので話がややこしくて、たまに映像を止めて人物関係を整理しないと話についていけなくなる。
ただ、それだけの登場人物がいるからこそ物語に深みが出ていてラストシーンの面白さにも繋がるので、途中で映像を戻してでも観る価値はあると思う。

ジェイソン・ステイサムだけどそんなに戦闘シーンはないし銃撃戦などの派手な演出はないけど、貸金庫強盗を計画して成功させるまでの前半の雰囲気と、その強盗がバレて各組織が動き出すシリアスな展開とのバランスが良い映画だった。