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『セラヴィ!』の作品情報
監督・脚本 | 監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ 脚本:オリヴィエ・ナカシュ、エリック・トレダノ |
ジャンル | コメディ |
製作年 | 2017年 |
製作国 | フランス |
上映時間 | 1時間57分 |
補足情報 | 原題:Le Sens de la Fête 英題:C’EST LA VIE! |
『セラヴィ!』のあらすじ
経験豊富なウェディングプランナーのマックス(ジャン=ピエール・バクリ)は、近頃“引退”を考え始めていた。
フランス・パリ郊外、17世紀に建てられた豪華絢爛なクランス城での結婚式が最後の仕事になるかもしれないため、いつも以上に入念な準備をしていた。
そんな結婚式当日、助手のアデルは短気な性格からスタッフと揉め事を起こし、カメラマンは仕事もせずに料理を食べてばかり、急に変わったバンドマンたちはワンマンショー気取り、結婚式を依頼してきた新郎のピエールは無茶な注文ばかりとトラブルが続く。
ついには、感動的になるはずだった式がめちゃくちゃになるほどの大惨事が巻き起こってしまう・・・。
『セラヴィ!』のキャスト
- ジャン=ピエール・バクリ
- ジル・ルルーシュ
- ジャン=ポール・ルーヴ
- ヴァンサン・マケーニュ
『セラヴィ!』の感想・評価
ベテランのウェディングプランナーとポンコツの裏方たちによるドタバタ結婚式コメディ
最初の1時間はずっと誰かしら怒鳴ってるか、しょうもない笑えないポンコツ具合を見せられるか、間が悪い展開が続いて正直おもしろくない。
中盤になったらチラホラ面白い感じの雰囲気は出てくるけど、基本的にはベタな流れに予想できるベタなオチが何個も続くし、面白くないくだりをワンパターンに何度も繰り返すことが続くだけ。
終盤になったら面白くなるのかと思いきや、たまにちょっと笑える展開があるだけで、退屈なことには変わりない。
最後は一応ハッピーエンドで終わるけど、「終わりよければ全てよし」的な展開はあまり好みじゃなかった。
というか、それまでめちゃくちゃやってた人間たちが「自分たちで考えろ!」的な指示をされただけで、各々の発想を生かしたユニークな演出ができるとは到底思えないんだよな~。
それまでにオチに繋がるまでの伏線と言うか、キャラの個性と言うか、片鱗みたいなものが見えていたら良かったんだけど、そういうものが特になかったから、最後だけ違う映画をくっつけたような違和感や強引さを感じた。
最後の5分にギュッと詰め込むんじゃなくて、あんな感じの面白さを後半30分くらいに散りばめて欲しかった。
めちゃくちゃオススメな映画「最強のふたり」の監督とスタッフが再集結したみたいで楽しみにしてたけど、本当にあの映画を作った人たち?と思うほど面白くなかった。
全体的に面白くなりそうなギャグ展開はいくつもあったんだけど、それをうまく生かせなかったという感じ。
アクシデントを起こすキャラが悪い意味で一癖も二癖もあったからなのかな?
というか、あの主人公があんなポンコツだらけのスタッフを抱えるのがそもそもよくわからないんだよな~。
それぞれがポンコツなんだけど、ある分野ではものすごい力を発揮して、そこを魅力として雇ってるとかならわかるんだけど・・・。
零細企業っぽい感じだったけど、あんなやらかす人たちを雇うくらいなら、規模を縮小してこじんまりとしたウェディングをやった方がいいよね。
とにかく、これなら最初に出てきた無理な要望で予算を削ろうとしてくる新郎新婦を中心に、限られた予算の中でそれぞれのユーモアを発揮して奮闘するウェディングプランナーたちを描いた方が面白そうだなと思った。
面白くないんだけど、絶望的に面白くないというわけじゃないし、極たまに面白い展開もあっただけに何とも言えない普通の面白さの映画でした。