【映画感想・レビュー】映画『フレンチ・ラン』パワー系でアウトローなCIAとイケメンスリ師のバディ

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映画『フレンチ・ラン』の作品情報

監督・脚本監督:ジェームズ・ワトキンス
脚本:ジェームズ・ワトキンス
アンドリュー・ボールドウィン
出演者イドリス・エルバ
リチャード・マッデン
ケリー・ライリー
シャルロット・ル・ボン
ジョゼ・ガルシア
エリック・エブアニー
ローラ・ヒダリ
ジャンルサスペンス、ドラマ
製作年2015年
製作国フランス、アメリカ
上映時間1時間32分
補足情報原題:Bastille Day

映画『フレンチ・ラン』のあらすじ・内容

革命記念日前夜のパリ。
スリで生計を立てているアメリカ人のマイケル・メイソン(リチャード・マッデン)は、女性からバッグを盗み、金目になりそうな物だけを取ってバッグを捨てたその数秒後、大爆発が起きて4人の死者を出してしまう。
実は、その女性はテロリストと関わりがあり、バッグに入っていたぬいぐるみの中に爆弾が仕掛けられていたのだった。
そうとは知らずにバッグを盗んだメイソンだったが、防犯カメラの映像により、フランス警察からテロリストとして指名手配される。
命令を無視してテロリスト6人を射殺した過去を持つCIA捜査官のブライアー(イドリス・エルバ)は、メイソンを追っていくうちに、「テロ行為」に隠された本当の目的を発見するーーー。

映画『フレンチ・ラン』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

パワー系でアウトローなCIAとイケメンスリ師のバディ


たまたま盗んだカバンの中に爆弾が入っていたせいでテロリスト認定されてしまったスリ師の男と、CIA所属で命令を無視してテロリスト6人を射殺した過去を持つアウトローな男が手を組み、テロリストの陰謀を阻止する話。

主人公がスリ師で生計を立ててる割にはスリ描写自体の数は多くないけど、序盤のシーンでのたくさんの人から様々な物を盗むスリの鮮やかな手口やバーでの華麗なスリ描写はカッコいい。
ただ、もう少しスリ師の設定が活かされる展開や描写があったら良かったかな。
あと、最初の鮮やかなスリのシーンとは打って変わり、CIAとの逃走バトルでは小物感が出てたから、スマートな詐欺師なのか情けない小物スリ師なのか役をハッキリさせて欲しかった。

CIA所属のアウトローな男は、命令を無視してテロリストを6人射殺するくらいだから非情で冷酷な男なのかなと思ってたけど、思ったよりもただのパワー系の渋い男で、ヤバそうな感じが出てたのって市民を1人いきなり裏拳したくらいかな?もっとアウトローな感じが見たかったですね。

話はテンポ良くポンポンと進むし、映画の長さも1時間30分と少し短めで、ストーリーもシンプルだからサクッと観れるんだけど、それゆえにちょっと物足りない感じがした。
もっとアクションシーンか、サスペンス要素強めだったら面白かったと思う。

爆弾テロで4人も死者を出すなんてスケールの大きい話っぽいのに、意外とこじんまりとした展開で、黒幕もあっさり明かされるため、サスペンス要素も薄いし、アクションシーンもちょっとした肉弾戦くらいだったから物足りなかった。

アクションやサスペンス要素がないのであれば、もっと激しい暴動のシーンとかあった方がフランス色が強めで良かった気がする。
ラストもちょっとあっさりしすぎてたかな・・・。

邦題の『フレンチ・ラン』はちょっとダサい。言うほどフランス内を走ってないしね。

CIAのパワー系の男とイケメンスリ師のコンビは珍しかったから、そこは良かったかなという感じでした。