【書評・レビュー】生き方のヒントを探す『嫌なこと、全部やめても生きられる』感想・レビュー

生き方のヒントを探す『嫌なこと、全部やめても生きられる』感想・レビュー【書評・レビュー】生き方のヒントを探す『嫌なこと、全部やめても生きられる』感想・レビュー

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こんにちは、ルトラ(@lutraxlutra)です。

今回は、プロ奢ラレヤーさん著『嫌なこと、全部やめても生きられる』をご紹介したいと思います。

 

たくさんの人に出会い「ご飯を奢られること」で生計を立てているプロ奢ラレヤーさん。

 

特殊な生き方は誰にでもマネできるものではありませんが、そこには誰にでも当てはまるけど忘れがちな、生き方のヒントになる言葉がたくさん詰まっています。

 

「人生、色々なことに縛られていて、なんだか息苦しいな」

そう感じている人は、この本に書かれている新しい価値観にぜひ触れてみてください。

この本はこんな人にオススメ!
  1. “プロ奢ラレヤー”という存在が気になる人
  2. 人生、なんだか息苦しいなと感じている人
  3. 新しい価値観に触れてみたい人

書籍の説明

著者について

プロ奢ラレヤー
本名、中島太一。22歳、年収1000万円の奢られ屋。「他人のカネで生きていく」をモットーにツイッターを介して出会ったさまざまな人に「奢られる」という活動をし、わずか6か月でフォロワー2万人を獲得。現在、フォロワー約9万人。奢ってくれた人々との邂逅を綴った「奢ログ」を含む日々の考察を有料note「プロ奢ラレヤーのツイッターでは言えない話。」として配信中。好きなものは猫とペンギンと下駄とサウナ。嫌いなものは靴下と、決められたスケジュールに従うこと。

Amazon 商品の説明 著者についてより

書籍の内容・あらすじ

「逃げたら負け」と思っている人々へ。”目からウロコの意識低すぎ実践哲学”!

「僕に奢りたい人はDM(ダイレクトメッセージ)ください」ーー
「他人のカネで生きていく」というモットーを掲げ、見ず知らずの人に奢られるという活動を行う「プロ奢ラレヤー」、22歳。
Twitter上でつぶやく日々の気づきや、奢りに来た人の奇想天外なエピソードが反響を呼び、
フォロワーは2年半で約9万人、彼に奢った人は2000人以上。
さらに、そんな生き方をコンテンツ化し月に3桁万円の収入!
実践するのはただ一つ、「嫌なことをしないだけ」。
その生き方は一見、モラルや常識に反しているように見えるが、なぜ人々は奢ってまでも彼に会いにいくのか?
その唯一無二の活動の原点を明かす一冊。

Amazon 商品の説明 内容より

書籍の目次

  • まえがき
  • どうも、プロ奢ラレヤーです。

 

第一章  お金とか、仕事とかの話。

  • 僕が、お金がなくても不安にならない理由
  • 貯金という「缶詰」をため込んで安心してるのはおかしい
  • 「お金」と「時間」なら、お金を大事にしたほうがいい理由
  • 「お得」か「お得じゃないか」考えてる時点で、それは不要なもの
  • 「お金の価値が下がっていく」は本当?
  • 無駄なモノにこそお金を使うべき理由
  • 金持ちと凡人は、単に価値観が違うだけ
  • お金のために嫌なことを我慢しても、結局儲からない
  • 生活の自由度を上げるなら、まず家賃を削れ
  • 信用経済を体感するために、ツイッターで古本を売ってみた
  • 経済的に自立したいなら、実家を10か所つくっておく
  • 「所有」が主流ではなくなってくると、独自性が価値を持つ
  • 「見栄」なんてランニングコストの塊
  • 手取り15万円ってそんなにダメなの?
  • 老後に必要といわれる「2000万円」は暴落する。だったら今使ったほうがお得
  • プロ奢ラレヤーに奢りに来た人々(1)

 

第二章  人生とか、ライフハック的な何か。

  • 「普通」でいることの価値がなくなる世界
  • 「あきらめる」ことが、最弱に見えて実は無敵である理由
  • 欲望と一致しない「目標」は達成できない
  • 「行動力」とかいう、解像度の低いことば
  • 「好きなことで、生きていく」より、「嫌いなことで、生きてかない」ほうが大事
  • 人生がしんどい人は、「もったいない精神」を捨てること
  • 「負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと」は論理的に正しくない
  • 好きな物事を見つけようとするのなんて、ビンゴゲームと同じ
  • “自分ゲーム”は、他人ゲームの攻略本を見てもクリアできない
  • 古くから残る“謎のしきたり”は実はコスパが良い
  • 自分にとっての「直立二足歩行」を探せ
  • プロ奢ラレヤーに奢りに来た人々(2)

第三章  メンタルとか、人間関係とか。

  • 年収の工程、パートナーの有無、友達の数などでマウントを取るのは、「牛の数自慢」と同じ
  • ストレスは、「不自由」の中から「自由」を探し出すことで減る
  • すべての悩みは「他人事」で解決できる
  • 「〇〇してくれる人」より「〇〇しないでいてくれる人」を大事にしたほうがいい
  • マイルドヤンキーが日本で一番幸せだと思う理由
  • 正義感が強い人ほどイジメをするのはなぜか
  • 他人から嫌われたほうが、人生を面白く生きられる
  • バカに「バカ」と罵られるのは、褒められているのと同じ

 

  • あとがき
  • 嫌なことは、いつだってやめられる

読了時間の目安

ページ数は約179ページで、読了時間の目安は約2時間です。

書籍感想・ネタバレ・評価

この本はいわゆる“自己啓発本”のジャンルになると思いますが、堅苦しい感じはなく、飄々とした生き方がそのまま文章になっているような感じで読みやすかったです。

 

また、浮世離れした生き方から生まれた価値観や考え方から学べることが多く、自分らしく生きるヒントで溢れていました。

 

「●●しなきゃいけない」「●●してはいけない」

 

といった現代の息苦しさを吹き飛ばしてくれる言葉でいっぱいです。

 

印象的だった考え方を、言葉を引用しながら説明していきます。

「今までやってきたことがムダになる」は「もったいない」考え方

プロ奢ラレヤーさんは、ポーカーのプロの考え方は“めちゃくちゃ人生の役に立つ”と分析し、人生における「もったいない」についてこのように説明しています。

人生においても、ポーカーにおいても「トータルで勝てる戦略を徹底する」「そのために必要な一時的なコストは許容する」のが重要です。

もしも目の前にある選択肢が一時的には損をする決断のように見えても、それがトータルで勝てる選択肢なのであれば取る、そういった意思決定がなによりも重要なのです。

プロ奢ラレヤー『嫌なこと、全部やめても生きられる』 (扶桑社・2019年)

大学に入ったり、就職をした後、「合わないな」「つらいな」という理由から“辞めたい”と周りに言ったとします。

すると周りは

「せっかく入ったのに辞めるなんてもったいない」

「もう少し頑張った方がいい」

と言うでしょう。

もしくは、自分自身がそう考えてしまうでしょう。

 

この考えこそが“もったいない”というのです。

  1. まずは、自分の人生においての『勝ち』を定義する
  2. 次に、トータルで勝てる戦略を考える
  3. 最後に、そのために必要な一時的なコストかどうかを判断する

 

つまり、上記の「大学を辞める」「仕事を辞める」ということに当てはめると

  1. まずは、自分の人生をどう過ごしたいかを決める
  2. 次に、勝ちを実現するにはどうすれば良いのかを考える
  3. 最後に、“辞める”という選択肢は必要かどうかを判断する

ということになります。

 

物事の判断に迷った時は、このようなステップで考えると

 

いま抱えている「しんどい」という気持ちから抜け出せる手掛かりになるはずです。

 

それでは、今日も良い一日を!

ルトラ(@lutraxlutra)でした。

この記事のまとめはこんな感じ!
  1. 生き方のヒントになる言葉がたくさん
  2. もったいないというという考え方が「もったいない」
  3. 自分の人生においての『勝ち』を定義する

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