【書評・レビュー】毒親・母娘問題を解決する『しんどい母から逃げる!!』感想・レビュー

毒親・母娘問題を解決する『しんどい母から逃げる!!』感想・レビュー【書評・レビュー】毒親・母娘問題を解決する『しんどい母から逃げる!!』感想・レビュー

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こんにちは、ルトラ(@lutraxlutra)です。

今回は、田房永子さん著書『しんどい母から逃げる!!~いったん親のせいにしてみたら案外うまくいった~』をご紹介したいと思います。

「毒親」と「母娘問題」について、マンガ形式で書いた一冊。

 

毒親育ちが抱える生きづらさについては、必ず毒親に原因があります。

それなのに、その生きづらさを毒親のせいにするということを、なぜ躊躇してしまうのでしょうか?

それは周りから

「もう大人なんだから、いつまでも親のせいにするな」

といった言葉を言われたことはありませんか?

もしくは、あなた自身がそう思ったことはりませんか?

 

もちろん、何でもかんでも親のせいにすることは良くありません

ただ、毒親から受けた影響というのは毒親育ちの心に大きな傷を残します。

 

そんな、昔からタブーとされている“親のせいにする”

これをしてみたら、自分の気持ちがどう変わるのか。

それを、著者の体験談から紐解いてみましょう

この本はこんな人にオススメ!
  1. 母親との関係に悩んでいる人
  2. 親のせいにすることに悩んでいる人
  3. マンガ形式でさくっと読みたい人

書籍の説明

著者について

田房永子
1978年東京都生まれ。2000年漫画家デビュー、翌年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA中経)を2012年に刊行。同じく母との関係に悩む女性から多くの共感を集め、世の中の「毒母ブーム」のきっかけとなる

Amazon 商品の説明 著者略歴より

書籍の内容・あらすじ

「毒親」「母娘問題」解決方法の決定版。

自身の母親との葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』で、
「毒親」「母娘問題」を社会現象までにひきあげた漫画家の田房永子さん。

その『母がしんどい』のアンサーブックとして、
親から呪縛を解いていく過程を漫画化。

「この苦しさは親のせいだ」という気持を封印し、
生きづらさを抱えた毒親持ちの人たちにむけ、
経験者だからこその視点で、
その原理をわかりやすく解き明かし、
解決の糸口を見せてくれます。

Amazon 商品の説明 内容より

書籍の目次

  • はじめに
  1. 「いったん親のせいにする」のススメ
  2. 「納得できない」がねじこまれる過程
  3. 「納得できない」は体内に充満し、外にモレる
  4. 「頭からの圧」から解放されて見えたもの
  5. ビッグバンする5秒前
  6. ビッグバン起こる!
  7. 不安を「まき散らさない」ということ
  8. 自分の中にこそ自分がいる
  9. 親に謝ってもらいたい!!
  10. 「親のせい」にしてみると、案外うまくいく
  • しんどい母持ちFAQ
  • しんどい母から逃げる!!術
  • おわりに

読了時間の目安

ページ数は約130ページで、読了時間の目安は約30分です。

書籍感想・ネタバレ・評価

マンガ形式で読みやすさはありましたが、自分は著者のように感情的になることが多くはなかったため、“感情移入がしづらい”と感じました。

もちろん、わかりやすく多少大げさに書いている可能性もありますが、「そういう感情になったことはないな…」という場面が多々ありました

著者の主観とは感じ方が違うと思った一方、過干渉の母親の行動に共感できることが多かったり、「味方だと思ってた父が実は敵だった」ということには強く納得できました。

 

毒親育ちといっても、毒親との関係性や家庭環境によっても、生まれる感情は様々です。

この本が「母娘問題」に焦点を当てているので、毒親育ちの男性よりも、女性が読んだ方が共感することが多いと感じました。

 

それでは、今日も良い一日を!

ルトラ(@lutraxlutra)でした。

この記事のまとめはこんな感じ!
  1. マンガ形式でさくさく読める
  2. 「味方だと思ってた父が実は敵だった」には超納得
  3. 「母娘問題」を取り上げているため、女性の方が共感しやすい

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