【書評・レビュー】日々の生きづらさを抱える人たちへ『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』感想・レビュー

日々の生きづらさを抱える人たちへ『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』感想・レビュー

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

こんにちは、ルトラ(@lutraxlutra)です。

 

今回は、姫野桂さん著『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』をご紹介したいと思います。

 

この本を一言で表すと「発達障害の人が感じている日々のストレスを取り除いてくれる一冊」です。

 

発達障害の方を対象にしたWebアンケート(126名分)から得られた「発達ハック」=「苦手なことを工夫で乗り越えること」

 

それを「仕事」「日常生活」「人間関係」「体調管理」の4ジャンルに分類し、ジャンルごとに解決方法とワンポイント解説が詳しく書かれています。

 

「自分の特性を知り、日々の生きづらさをどうにかしたい」という人に、オススメの一冊です。

この本はこんな人にオススメ!
  1. 他の人が出来ることができなくて悩んでいる人
  2. 発達障害で生きづらさに悩んでいる人
  3. 日々の生きづらさをどうにかしたい人

]

「生きづらさ」解消ライフハック[本/雑誌] (「発達障害かも?」という人のための) / 姫野桂/著

書籍の説明

著者について

姫野 桂
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。愛玩動物飼養管理士2級を取得

Amazon 商品の説明 著者略歴より

書籍の内容・あらすじ

発達障害の人が日々感じているストレスを減らせる
「#発達ハック」を多数紹介!

「なんでこんな簡単なことができないんだろう……」と自分を責めていませんか?
できないこと、苦手なことは、無理をせずに、「ちいさな工夫」(#発達ハック)で乗り越えましょう!

本書では、発達障害の方を対象に、「みなさんの #発達ハック を教えてください!」というWEBアンケートを実施、126名もの方々から回答を得ました。

例・パワポ資料の作成をつい先延ばしに…… まず「ファイル名をつけて保存」だけでOK!
・人に相談されやすく、その内容に引っ張られやすい……返事はすぐにせず、翌日にしよう!

これらの回答を、「仕事」「日常生活」「人間関係」「体調管理」の4ジャンルに分類し、発達障害の当事者でもある著者のワンポイント解説をつけて書籍化しました。
ご自分に合いそうな「#発達ハック」が見つかったら、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。きっと、毎日が好転することでしょう。

巻末には、竹熊健太郎さんと鈴木大介さんによる豪華対談を収録!

Amazon 商品の説明 内容より

書籍の目次

はじめに

 

  • 苦手なことは、「工夫=ハック」で乗り越えよう!
  • この本は、「みんなでつくったハックの本」です

 

第1章「苦手」を見つけて受け入れよう

  • 自分の「苦手なこと」を発見しよう
  • 苦手なことは、そのまま受け入れよう
  • 「できない=ダメ人間」ではない

 

第2章「仕事」をやりやすくするハック

  • 01 タスク管理
  • 02 スケジュール管理
  • 03 マルチタスク
  • 04 忘れ物
  • 05 SOSが出せない
  • 06 つい先延ばし
  • 07 優先順位
  • 08 臨機応変な対応
  • 09 計算
  • 10 抽象的な指示
  • 11 書類の記入漏れ
  • 12 ルーティン業務
  • 13 電話
  • 14 がんばりすぎる

 

(column)発達障害?それとも、ただの努力不足?

  • 算数ができないのは、勉強が足りないから?
  • 商談中に居眠りするのは、怠慢が原因?
  • 人と比べることはもうやめよう

 

第3章「日常生活」の「困った!」を減らすハック

  • 01 片づけ
  • 02 服
  • 03 衝動買い
  • 04 コンビニ
  • 05 現金
  • 06 クレジットカード
  • 07 買い忘れ
  • 08 持ち物が大荷物
  • 09 鍵を失くす
  • 10 忘れ物
  • 11 薬の飲み忘れ
  • 12 ゴミ屋敷
  • 13 洗濯物
  • 14 体を洗う
  • 15 入浴がめんどくさい
  • 16 待ち合わせ
  • 17 転びやすい

 

(column)発達障害とジェンダーの複雑な関係

  • 女性なのに片づけられないのはみっともない?
  • セクハラ・パワハラに注意!
  • 恋愛市場であえぐ男性当事者たち
  • 女性が結婚して、生きづらさから解放されるのはずるい?

 

第4章「人間関係」をラクにするハック

  • 01 親との関係
  • 02 雑談
  • 03 嫌われたくない
  • 04 ママ友
  • 05 初対面の人
  • 06 マウントを取られる
  • 07 友だちづくり
  • 08 友だちづき合い
  • 09 グループでの会話
  • 10 相談されやすい
  • 11 断れない
  • 12 自分のせいにする
  • 13 自信がない
  • 14 飲み会
  • 15 恋人

 

(column)「働く」ということと発達障害

  • 面接に落ち続けて、自信を喪失
  • 社会人のスタートは、中小企業の事務職。しかし……
  • もしかして私、社会人失格……?
  • フリーランスを選んだこと、これも生き抜くためのハックだった

 

第5章「自分の体調」とうまくつき合う

  • 01 疲れやすい
  • 02 急に体力が切れる
  • 03 思考力が鈍る
  • 04 朝、起きられない
  • 05 電車やバスで疲れる
  • 06 光、音
  • 07 気分の波
  • 08 気温差

 

(巻末スペシャル対談)年齢を重ねて振り返る「生きづらさ」とハック竹熊健太郎鈴木大介

  • フリーランスとして生きることが、ライフハックだった
  • 発達障害者は、昔よりも生きづらくなっている?
  • お二人の「発達ハック」を教えてください!
  • 対談を終えて

 

おわりに

  • ハックの効果は、ときどき見直そう
  • 「発達ハック」で、生きやすい世界を!

読了時間の目安

ページ数は約155ページで、読了時間の目安は約1時間です。

「生きづらさ」解消ライフハック[本/雑誌] (「発達障害かも?」という人のための) / 姫野桂/著

書籍感想・ネタバレ・評価

この本はたくさんの人が「まずは自分の苦手なことに気づく」きっかけになる良書だと思います。

 

僕自身は発達障害の検査は受けていませんが「発達障害なのかな?」と感じることがあり、モヤモヤをどうにかしたくて手に取って見ました。

 

本に書かれていることで当てはまることが結構多くて、これからの生き方に役立ちそうなことがたくさんまとめられていたため、とても参考になりました。

 

ただ、全体的に端的に書かれているため情報量が少ないと思う人もいるかも知れません。

そういう人は「仕事」「日常生活」「人間関係」「体調管理」のジャンルに特化した本を読むことで、より自己理解を深めることができます。

 

発達障害当事者の方も、発達障害グレーゾーンの方も、診断は受けてないけど何とも言えない生きづらさを抱えている人には、生き方を楽にするヒントが見つかるのではないでしょうか。

 

それでは、今日も良い一日を!

ルトラ(@lutraxlutra)でした。

この記事のまとめはこんな感じ!
  1. 自分の苦手なことに気づくきっかけになる本
  2. 苦手なことを減らしてくれるハックが盛りだくさん
  3. 生き方を楽にするヒントが見つかる
「生きづらさ」解消ライフハック[本/雑誌] (「発達障害かも?」という人のための) / 姫野桂/著