【書評・レビュー】100の戯言『「うつ」は甘え?ググれカス。: -うつ病患者を苦しめる100の戯言』感想・レビュー

100の戯言『「うつ」は甘え?ググれカス。: -うつ病患者を苦しめる100の戯言』

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こんにちは、ルトラ(@lutraxlutra)です。

 

今回は、錦山まるさん著『「うつ」は甘え?ググれカス。: -うつ病患者を苦しめる100の戯言』をご紹介したいと思います。

 

心の無い言葉の数々に対して、リアルな感情を吐露する内容になっています。

 

様々な罵倒や暴言、心ない一言が書かれているため、いま現在、うつ病で苦しんでいる人にはきつい内容かも知れません。

 

周りにうつ病の家族・友人がいる人は、「こういうことは言ってはいけないんだ」と参考にしてもらえたら嬉しいです。

この本はこんな人にオススメ!
  1. うつ病の時に言われた心ない一言にガツッと言いたい人

書籍の説明

著者について

【錦山まる】

重度のうつ病と診断された後、うつ病への偏見を少しでも減らすため、うつ病について考えるきっかけになって欲しいという想いで、本書を出版。

書籍の内容・あらすじ

胡散臭い治療法、社会復帰までの感動ストーリー、そして精神医学の陰謀論など。うつ病に関する本を探すといくらでも出てくるこれらの話は、もういらない!
本書には「うつは甘え」「気合が足りないだけ」「頑張れ」などの定番の患者を苦しめる台詞や、一見優しくは見えるが実は患者にとって過酷な言葉など、重度のうつ病と診断された作者が厳選した100の暴言を紹介し、患者のリアルな感想が綴られている。
うつ病患者はどんな言葉の暴力に苦しむのか、何気なく言った一言が患者をどんな気持ちにさせているのか。正しく理解されていないうつ病について、今一度考えるきっかけとなる新感覚エッセイ。

Amazon 商品の説明 内容より

書籍の目次

  • はじめに
  • 本文
  • あとがき

読了時間の目安

ページ数は約29ページで、読了時間の目安は約10分です。

書籍感想・ネタバレ・評価

全部というわけではありませんが、僕自身も言われた言葉がたくさんあり、同じようにうつ病患者に対して心ない一言を言う人がいるんだと感じました。

 

ただ、全体的に言いたいことがわかりますが、ケンカ腰で憂さ晴らしのような強い言い方には、うつ病患者への偏見がますます強くなりそうな印象を受けました。

 

この本の趣旨が「簡単に読めて説教臭くないリアルなうつ病の本」なのですが、具体的になんでその言葉を言ってはいけないのかが書かれていないと、健常者には理解しがたいのではないか?と疑問に思います。

 

本当に心配しているような言葉もあったのですが、それに対しても強い言葉で否定していたりしていたので、頭ごなしに言い返しているようにしか思えなかったです。

 

うつ病関連の本としては珍しい内容ですが、うつ病について考えるきっかけになるかどうかは難しいところです。

 

それでは、今日も良い一日を!

ルトラ(@lutraxlutra)でした。

この記事のまとめはこんな感じ!
  1. 実際に言われた言葉がたくさんあった
  2. 全体的にケンカ腰で、うつ病患者への偏見が強くなりそう
  3. うつ病について考えるきっかけになるかは難しい