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こんにちは、ルトラ(@lutraxlutra)です。
今回は、高橋リエさんの『お母さん、私を自由にして!』をご紹介したいと思います。
この本は、著者自身が毒母という過去を持ち、現在は心理カウンセラーとして多くの毒親育ちの人のカウンセリングを行っております。
- 毒母ってどんな親なの?
- 毒母によって受けた影響はなに?
- どうやってこの気持ちから抜け出したらいいの?
というような話を、わかりやし口調で展開しています。
毒親というよりも、特に『毒母』に絞って書かれている一冊です。
- 毒母の心理・行動が知りたい人
- 毒母によって毒親育ちがどのような影響を受けたか知りたい人
- 自分の母は毒親?と疑問に思っている人
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目次(タップして移動)
書籍の説明
著者について
高橋 リエ
母娘*謎解きカウンセラー。
30代半ばの結婚、出産後、子育てにつまずき悩み、自身が重度のアダルトチャイルドだと気づく。心理療法を学び、自身の問題に取り組むうち、あらゆる悩みの原因は抑圧した感情であり、意識的思考では解決しないことを知る。
都内メンタルクリニック勤務を経て、2012年より、独自ノウハウにもとづき機能不全家族で育った女性たち、とりわけ毒母に悩む方向けにカウンセリングサロンをスタート。
「無意識の思い込み」に気づき「本当の自分」に目覚める「自分再生*リバースカウンセリング」を軸に
サロンやワークショップ、各種講座を主催。メルマガ会員は海外にも広がり、たった1年で2,000名を超えるAmazon 商品の説明 著者についてより
書籍の内容・あらすじ
毒母だった本人が書いた、世界初の書!
「母から解放されて、自分の人生を生きたい!」
そんなあなたに、自分も毒母だった心理カウンセラーが毒母の理不尽さの謎を解き、呪縛の解き方を教えます。
大評判のカウンセリングサロンで豊富な実績を誇る著者が、毒母の「5つの共通項」、毒母の「6つのタイプ」などの実践的な観点から徹底的に解剖。自分も毒母だったからこそわかる、毒母の心理と行動の謎が、ついに明らかになります。
さらには、あなたが毒母から受けた影響を、「シンデレラタイプ」など5つのプリンセスタイプに分類し、あなたにかけられた呪いを解く方法まで教えます。
Amazon 商品の説明 内容より
書籍の目次
はじめに
プロローグ 「毒母」って、どんな母親?
- 毒母を定義すると
- 毒母の5つの共通点
- 毒母の6つのタイプ
- 母親の「毒」に気づくとき
パート1 毒母って、どうしてこうなの?
- 何でも自分の思い通りにさせたがる
- なぜ何でも知りたがるの?
- 思い通りでないと気がすまない
- したがわないと「親不孝!」となじる
- どこまでも自分の意見を通そうとする
- 「わたしは正しい」と思い込んでいる
- 絶対にあやまらない
- 巧みに話をすり替える
- なぜ記憶を簡単に変えられるのか
- 勝ち負け、敵味方に異様にこだわる
- 自分の娘に罵詈雑言を吐く
- 母にとことん傷つけられる娘たち
- 相手が傷つくことがわからない
- 罵倒の裏にあるのは「不安」
- 「ねばならない」が強い
- 毒母は家族旅行が好き
- 毒母がいつも不機嫌なワケ
- 世間体が命で外づらはやたらといい
- 「家族だから」「あなたのため」が口ぐせ
- 家事完璧派VS超手抜き派
- 子どもには注意するのに、自分はやらない
- 自分では「いい母親」だと思っている
- 子どもの気持ちに無頓着
- 子どもが傷つくことを他人に得意げに話す
- 共感や励ましの言葉が言えない
- 特定の子どもにだけつらくあたる
- 子どもをお気に入りとそうでない子に分ける
- 娘をライバル視して張り合う
- 「死」にたいする感覚がおかしい
パート2 これって毒母育ちのせい?
- イライラして感情のコントロールができない
- モヤモヤして、やりたいことができない
- 自分に自信がもてない
- 自分はいないほうがいいと思う
- イヤなのに断れない
- 自分は毒母なのではと不安
パート3 毒母をとりまく家族たち
- 父はいつも見て見ぬふり
- 夫婦ゲンカばかりしているのに離婚はしない
- きょうだい仲がよくない
- 自立する子、親元に残る子
- 親戚にニートやひきこもりがいる
パート4 母のせいで苦しい
- 実家に行ったり、連絡をとるのがイヤ
- 母と距離をおくと罪悪感を感じる
- 母親のことばかり考えてしまう
- 母に気持ちをわかってほしい
- なぜこんな親の子どもに生まれたの?
パート5 母の呪縛を解くには
- おもな<母の呪い>とその解き方
- シンデレラ・タイプ
- 白雪姫タイプ
- 人魚姫タイプ
- かぐや姫タイプ
- 眠り姫タイプ
- 理屈はわかっても、行動が変えられないとき
- あなたも感情マヒかもしれません
- 毒母の後遺症から脱するには
エピローグ 毒母育ちは「気づき」の入り口
- ここまで来られたあなたへ
- 母親を変えたいあなたへ
- 母の毒を抜いて自分を変えたいあなたへ
おわりに
読了時間の目安
ページ数は約190ページで、読了時間の目安は約1時間15分です。
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書籍感想・ネタバレ・評価
著者が毒母だったということで、毒母目線のことが書かれているかと思いましたが、特に他の毒親関連の本と内容は大差ありませんでした。
キャッチコピーが『毒母だった本人が書いた、世界初の書!』となっているので、この本を読むにあたって僕が期待したことは
- なぜ、自分が毒母だと気が付くことができたのか
- 毒母だとわかった後にした行動 (反省・子どもへの謝罪など)
- 自分が毒母になってしまった原因は何か
- 著者の子ども目線から語られる、毒親育ちの本音
あくまで“毒母目線から語られる本音”、“親子関係のリアルな話”がわかると思って読んでみました。
一冊で同じ家庭内の毒親と毒親育ちに書かれている本は読んだことがないため、違う切り口で展開されるのかな?と予想していました。
しかし、そこら辺の具体的な話がわからなかったので、少し残念でした。
問題の根源は「不安と怖れ」として、“毒母は不安で不安でしかたがない”から繰り出される話の展開の仕方が、全体的に「毒親擁護」のような印象を受けました。
また、おわりにでは「環境や社会のせい」と言いたげな感じがあったので、それも気になりました。
「時代背景や環境や社会の子育てに対しての甘さ」のようなものが母親への「不安」に繋がり、その不安が子どもに向かってしまう。
ということが毒親問題の背景にあるということは理解しています。
しかし、それが子どもを苦しめ傷つける理由にはならないのです。
そこの“責任転嫁”のような内容が僕は気になりました。
ところどころ気になる部分はありましたが、この本は比較的わかりやすい言葉で“毒母について”書かれているため、「毒親についてどれから読んでみようかな」と思っている人にはオススメの一冊です。
それでは、今日も良い一日を!
ルトラ(@lutraxlutra)でした。
- 毒母だった本人目線の言葉は少ないように感じた
- キャッチーな言葉で比較的読みやすさい
- 軽く毒親を知るという意味では良い一冊
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