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【映画感想・レビュー】映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』誰が正しくて、誰が狂っているのか

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映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』の作品情報

監督・脚本監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:ジョー・ガンジェミ
出演者ケイト・ベッキンセイル
ジム・スタージェス
デヴィッド・シューリス
ブレンダン・グリーソン
ベン・キングズレー
マイケル・ケイン
ジェイソン・フレミング
ソフィ・ケネディ・クラーク
シニード・キューザック
ロバート・ハンズ
クリストファー・フルフォード
ヴェリザール・ビネヴ
ジャンルサスペンス
製作年2014年
製作国アメリカ
上映時間1時間53分
補足情報原題:Stonehearst asylum/Eliza Graves

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』のあらすじ・内容

1899年のイギリス、精神科医を目指すオックスフォード大学の学生・エドワード(ジム・スタージェス)は、研修医として実習をするためストーンハースト精神病院へと向かっていた。
ラム院長(ベン・キングズレー)に温かく迎え入れられ一緒に院内を見て回ると、そこには驚きの光景が広がっていた。
患者は過度な投薬や拘束はされず、ありのままの姿でいられるよう自由に過ごさせているのだった。
その革新的な治療方針に感銘を受けるエドワードだったが、この病院にはある“秘密”が隠されていたーーー。

映画『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3)

誰が正しくて、誰が狂っているのか


研修医として精神病院に実習に向かった男が、思わぬ出来事に巻き込まれてしまう。
原作は、エドガー・アラン・ポーが1845年に発表した短編小説「タール博士とフェザー教授の療法」。

サスペンス映画のドキドキ感や二転三転する面白さあり、ちょっとしたロマンスやヒューマンドラマもあり、1900年頃の精神病への理解のなさや人権を無視した扱いについても描かれていたり、建物や服のデザインも時代を感じる良さがあったりと、色々な要素が楽しめる映画。

精神病に対しての認識や精神病患者への扱いを見ていると「誰が正しくて誰が悪いのか」「何が正しくて何が正しくないのか」みたいな、サスペンス以外で考えさせられる部分もあるので、そこも物語に深みが出ていたと思う。

序盤から主人公の行動がなんかおかしいなと感じるけど、それらの行動が後々ちゃんと繋がってくるのが気持ちいい。
映画序盤に出てきた「耳にしたことは何一つとして信じてはいけないし、目にしたことも半分しか信じてはいけない」というセリフもフリが効いてて良かった。

ただ、最後にどんでん返しがあって面白いんだけど、「本当にそんなことできた?」と思うような強引さというか後付け感があったような気もした。
そこの説得力を付けるためにも、精神病棟で研修をスタートさせるより前のエピソードがもう少し欲しかったかな。

観賞後に他の人が書いた感想を見てみると「他の映画に似てる」ってコメントがあって、その意見も確かにわかるんだけど、この映画の原作小説がいまから約180年前に作られたという事実に驚く。