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こんにちは、ルトラ(@lutraxlutra)です。
今回は、佐口賢作さんの著書『ぼくのオカンがうつになった。』をご紹介したいと思います。
「うつ病を患っている母親を持つ子ども」という立場から、母と子の激動の16年間をありのままに描いたコミックエッセイです。
もしも「自分の家族がうつ病になった場合」
どうやって接したらいいのか戸惑っているという人は多いと思います。
この本を読めば、自分の家族がうつ病になった場合の接し方や寄り添い方がわかります。
また「自分がうつ病を患っていて、家族がいる場合」
家族がどういう気持ちで支えているのかがわかるかも知れません。
- 自分の家族がうつ病を患っている人
- 自分自身がうつ病を患っている人
- うつ病患者への接し方や寄り添い方を知りたい人
目次(タップして移動)
書籍の説明
著者について
佐口賢作(原作)
フリーライター。1973年生まれ。
20歳頃から母親のうつ病と向き合いながら、雑誌、Web、書籍を書き生計を立てる。
サトウナオミ(漫画)
イラストレーター、漫画家。
書籍の内容・あらすじ
家族のうつには、寄り添うけれど、向き合わない。そんなコツが楽しく描かれてます。――香山リカ(精神科医)【本書の帯コピーより】急増する親世代のうつ病―。合計100万人を突破したうつ病の中でも、大きな問題となっているのが親世代のうつ病です。本書は、うつ病になってしまったオカンと僕の激動の16年を描いたコミックエッセイです。
Amazon 商品の説明 内容より
書籍の目次
- プロローグ
- コラム 親世代のうつ病はなにが違う?
- 久しぶりの同居生活
- コラム うつ病の人に「がんばれ」は禁句?
- うつ病だけじゃなかった
- コラム うつ病と併発しやすい心因性の症状
- 回復のきざし!?
- オカン・フォーティーズ
- コラム 自律神経失調症とうつ病、どっちなの?
- うつ病はどうして始まった?
- コラム うつ病が急増した理由
- 魔法の特効薬!?
- コラム うつ病にまつわるお金の話
- 今度は老いがきた!
- コラム 家族がうつ病になったときの対処法
- できることだけ
- コラム 病院選びのポイントと薬について
- みんな、一緒
- あとがき
読了時間の目安
ページ数は約131ページで、読了時間の目安は約30分です。
書籍感想・ネタバレ・評価
16年間のリアルな「うつ病の家族との葛藤」が書かれているため、全体的に話は暗いのですが、著者の明るい人柄やイラストの柔らかさもあって、非常に読みやすかったです。
「うつ病の家族を持つ子どものリアルな心情」が丁寧に描かれていて、すごく勉強にもなりました。
また、漫画の区切りごとに書かれているコラムも、とても勉強になる内容で読みごたえがありました。
ただ、自分なりにうつ病や他の精神病のことも勉強しましたが、著者のお母さんはうつ病というよりは統合失調症や双極性障害(躁うつ病)に近いように感じました。
僕は、お医者さんの診断が全て正しいとは思っていません。
診断だけでは、一番身近にいる家族が感じる“少しの違和感”を理解してもらうのは難しいと考えているからです。
もし、自分や自分の家族などがうつ病や他の精神病と診断された場合でも「他の病気の可能性はないか?」と疑って知識をつけることが大事だと感じました。
そして、一人で抱え込まないで家族全員でサポートしたり、自分と同じようにうつ病の家族がいる人と話したりして、悩みや愚痴を言うことで自分自身がストレスで疲れないようにすることも大切なことなんだと思いました。
それでは、今日も良い一日を!
ルトラ(@lutraxlutra)でした。
- うつ病の家族を持つ子どものリアルな心情が描かれている
- きちんと自分自身で病気への知識をつけることが大事
- 自分自身がストレスで疲れないようにすることが大切