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【映画感想・レビュー】映画『サブウェイ123 激突』ハイジャックされた地下鉄の列車と管制室を舞台に繰り広げられるクライムサスペンス

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映画『サブウェイ123 激突』の作品情報

監督・脚本監督:トニー・スコット
脚本:脚本
ブライアン・ヘルゲランド
出演者デンゼル・ワシントン
ジョン・トラヴォルタ
ルイス・ガスマン
ヴィクター・ゴイチャイ
ロバート・ヴァタイ
ジョン・タトゥーロ
マイケル・リスポリ
ジェームズ・ガンドルフィーニ
ベンガ・アキナベ
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
ジャンルアクション、スリラー
製作年2009年
製作国アメリカ
上映時間1時間45分
補足情報原題:The Taking of Pelham 123

映画『サブウェイ123 激突』のあらすじ・内容

アメリカ・ニューヨークの地下鉄で、白昼堂々、「ペラム123号」と呼ばれる列車がハイジャックされた。
主犯格の“ライダー”と名乗る男(ジョン・トラボルタ)からの要求は、「1時間以内にニューヨーク市長に1000万ドルを用意させること」だった。
人質は19名、1分遅れるごとに1人ずつ射殺すると言われ、地下鉄の管制室に緊張感が漂う・・・。
そして、たまたま犯人からの通信を受け取った地下鉄職員のウォルター・ガーバー(デンゼル・ワシントン)が、ライダーからの指名により交渉役を担当することにーーー。

映画『サブウェイ123 激突』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

ハイジャックされた地下鉄の列車と管制室を舞台に繰り広げられるクライムサスペンス


ハイジャックされた地下鉄の列車と、管制室を舞台に繰り広げられるクライムサスペンス。

ハイジャック犯との交渉を偶然担当することになった管制官をデンゼル・ワシントンが演じているけど、見た目の貫禄とプロのネゴシエーター並みの饒舌ぶりと妙な落ち着き。
それ故に、ただの地下鉄の職員と言うか、職員に紛れたFBIみたいな雰囲気が出過ぎていて面白いけどめちゃくちゃ違和感があった。

悪役のジョン・トラボルタは魅力的だし、デンゼル・ワシントンとの掛け合いも面白く引き込まれるけど、悪役側のハイジャックした動機が薄かったように感じた。
市長に恨みがあるならもっと市長を困らせることをして、あと数ヶ月の任期でNYの市長としての責務を全うすることができた…ところを市長に汚名を着せて失墜するまで追い込んだとかしないと意味ないんじゃないかな。

なんかもっとこう、クライムサスペンスに見せかけたドラマチックなストーリーが隠されているような展開に見えて、そこら辺の要素が薄いかった上に意外とあっさり話が処理されたから物足りなかったかな。

要求されたお金を用意して運ぶ時間を稼いでいるのが警察側と見せかけて、実は犯人側がある理由で時間稼ぎをしているとわかった瞬間、本来なら「そういうことだったのか!」という驚きがありそうだけど、人物描写や犯人のやり方が弱かった分、その驚きも少なかった。

それと、「あと何分!」みたいな刻一刻と人質皆殺しまでのタイムリミットが迫っている演出もパッとせず、お金はヘリで輸送すればいいのに一生懸命バイクと警察で運んだり、警察がちょっと頭悪いというか頼りない感じも緊迫感が欠ける一因だったかな。
手の込んだストーリーが作れないから、無理矢理警察側のIQを下げることによって、相対的に悪役側の魅力を上げようみたいなやり方が気に入らなかった。

あと、最後に地下鉄職員のデンゼル・ワシントンがハイジャック犯のジョン・トラボルタを追うシーンがあったけど、わざわざ追うほどの理由があったとは思えなかった。

デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタとの掛け合いが面白かったから最後まで見れたけど、ストーリーはパッとしない普通に観れる映画という印象でした。