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こんにちは、ルトラ(@lutraxlutra)です。
今回は、田中修治さんの著書『大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~』をご紹介したいと思います。
ドラマ化もされた実話小説『破天荒フェニックス』の著者が、世の中のあらゆる「ウソ」に切り込んだ本作。
- 幸福論
- お金論
- 仕事論
- 成功論
- 人生論
- 経営論
「世の中の真実とは?」「物事の本質とは?」ということを、著者の経験から独自の目線で、これら「6つのウソ」を暴いていきます。
忖度なしのストレートなメッセージが、読む人の胸に突き刺さります。
- 世の中の真実・本質を理解したい人
- 新たな視点に気付きたい人
- 経営者の考え方を学びたい人
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目次(タップして移動)
書籍の説明
著者について
田中/修治
OWNDAYS株式会社代表取締役社長。20歳の頃から起業家として活動。2008年に巨額の債務超過に陥り破綻寸前だったメガネの製造販売を手がける株式会社オンデーズに対して、個人で70%の第三者割当増資を引き受け同社の筆頭株主となり、同時に代表取締役社長に就任。2013年にはOWNDAYS SINGAPORE PTE.LTD.、2014年にはOWNDAYS TAIWAN LTD.を設立。2020年3月現在、12か国340店舗を展開し、独自の経営手法により、事業拡大と成長を続けているAmazon 商品の説明 著者略歴より
書籍の内容・あらすじ
何故、これほど世の中に「成功にまつわる本」が売れるのだろうか? それは読んでも成功しないからだー。
ドラマ化された実話小説『破天荒フェニックス』の著者にして、
世界的企業のOWNDAYS社長が放つ2作目は、
世の中の「ウソ」に切り込むビジネス本。
〝立派な大人〟の言うことは99パーセントは真っ赤な嘘だ!
真実は、常識やルールを疑うことから見つかる。テクノロジーが類を見ないスピードで進化しているこの時代、過去に教わってきた常識や
考え方は至るところで不具合を起こしている。この先、何を信じて生きていけばいいのか――。
世にはびこるあらゆる常識の「ウソ」に、著者が独自の視点で切り込む。Amazon 商品の説明 内容より
書籍の目次
はじめに
CHAPTER1 幸福論のウソ
- 「幸せ」という名の不幸の呪文
- 「幸せ」ではなく「豊かさ」を基準に考える
- 幸福度ランキングが低い日本
CHAPTER2 お金論のウソ
- お金は「交換ツール」でしかない
- 「不利な交換」から抜け出せ
- お金持ちになりたいなら「交換の達人」になれ
- 「人」で選ばれれば、価値は青天井
- お金の価値が安定しているのは日本くらい
- 今も昔もお金は「仮想通貨」
- お金の話が嫌いな日本人
- お金を貯めて貧乏になる人、お金を使ってお金持ちになる人
- いい借金と悪い借金
- 「出世」という言葉の本当の意味
- 幸せと不幸せの確率
- いざという時に自分を助けてくれるのは「お金」ではなく「信頼」
CHAPTER3 仕事論のウソ
- 「仕事」と「労働」と「遊び」の境界線
- 労働をしている店員と、仕事をしている店員の違い
- 仕事はゲームにできる
- 仕事をゲームに変える5つの要素
- 楽しんだ奴が一人勝ちできる
- メガネを作る技術を競う世界大会を開催
CHAPTER4 成功論のウソ
- 成功はアート、失敗はサイエンス
- 学ぶべきは「失敗するパターン」
- チャレンジできるようになりたければ毎日違うドリンクを飲め
- 自意識過剰が成功の邪魔をする
- 「できない」「無理」と決め付けるのは、傷つきたくないだけじゃないのか?
- 誰かがやったことがあるのなら、あなたにもできる
- 応援なんていらない
- みんな不安を抱えて生きている
- 「夢がない」と嘆くあなたに贈る言葉
CHAPTER5 人生論のウソ
- 人生において選択なんて大した意味はない
- なぜ人は選択に意味があると思ってしまうのか?
- どん底の時に自分を支えてくれるのは「嫌いな奴」
- つらいことから逃げていても何も変わらない
CHAPTER6 経営論のウソ
- 経営者は善人や聖人君子になろうとしなくても良い
- 社員の不満を解消しようとするのは無駄
- 会社の一番の敵は社長だ!
- 人事は選挙で決めた方が絶対にいい
- 「人の上に立つ」という時代遅れの発想
- 「失敗してもいいからやってみろ」はウソ
- 人に期待するのをやめる
- 「最近の若い奴はすぐ会社を辞める」の真実
- 「5年で社長を退く」宣言
- 「自信」とは自分をダメにする悪魔の言葉
- 目的と手段を履き違えた時、会社は倒産に向かって走り出す
おわりに
あとがき
読了時間の目安
ページ数は約237ページで、読了時間の目安は約2時間30分です。
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書籍感想・ネタバレ・評価
数々の挑戦や失敗、挫折を繰り返し、何度となく這い上がって来た著者が自らの経験から語られる“気づき”や“世の中の真実”が、良い意味で自分の今までの価値観を壊してくれた本でした。
幸せ、お金、仕事、成功、人生、経営、男女、家族、政治、教育についての常識や思い込み、当たり前を疑い「自分にとっての真実」を見つけだす手がかりが掴める良書です。
印象的だったフレーズをいくつかご紹介します。
成功はアート、失敗はサイエンス
野球でもサッカーでも、点を取られなければ負けはしない。
ビジネスも赤字にさえならなければ潰れることはない。
だから一番多くの時間を割いて学ばなければいけないのは、とにかく「他人が起こした失敗」なのだ。
田中修治『『大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~』感想・レビュー』(幻冬舎・2020年)
著者は『学ぶべきは「失敗するパターン」』と言っています。
人が何かを成し遂げたいと思ったとき、
きっと誰もが成功者を参考にし、成功の法則を学ぼうとするはずです。
- 「成功の秘訣が知りたい」
- 「あの人はどうやって成功したのだろうか」
- 「きっと何か裏技のようなものがあるに違いない」
ただし、成功体験は三者三様なので再現性が難しく、マネしてもあまり効果がないと言うのです。
たまたまラッキーで成功しただけかも知れないですし、同じことを他の人がやっても成功するとは限りません。
だけど、失敗体験には必ず何かしらの理由があるので、失敗しそうな要素を片っ端から潰していけば成功に近づくということになります。
「成功には確かな理由はないが、失敗には必ず理由がある」
それが、『成功はアート、失敗はサイエンス』ということなのです。
なので、成功したければ「他人が起こした失敗」を学び、同じ間違いをしないようにすることが大事になります。
もう一つ印象的だったフレーズをご紹介します。
行動を起こせる人になる為には、毎日違うドリンクを飲めばいい。
飲み物や昼メシのリスクすら取れないような人が、人生に関わるリスクなんて取れるはずがないのだ。
田中修治『『大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~』感想・レビュー』(幻冬舎・2020年)
ビジネス書や自己啓発本を読むと結局は
『行動が大事だ』
と書かれています。
ほとんどの人が「なーんだ、結局は行動か。その行動するということが難しいんだよ」と思うはずです。
どうしてその行動が難しいのかというと
いわゆる「リスクを取る」「チャレンジする」という行為は言い換えれば「今までと違う行動を取り、せっかく作り上げた自分の規則性を壊さなければいけない」ということになるから、心理的にすごく抵抗を感じるのだ。
田中修治『『大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~』感想・レビュー』(幻冬舎・2020年)
人は誰しも「規則性のある行動」や「毎日のルーティーン」に慣れてしまうと、それを変えることに抵抗が出てきてしまうのです。
規則性を壊し、心理的な抵抗を下げることに慣れるために手っ取り早いのが、「毎日違うドリンクを飲むようにする」ということなのです。
「たったそれだけか」と思うかもしれませんが、無意識に刷り込まれた規則性を壊すのは勇気がいります。
例えば、いつも行くレストランでメニューに迷った時は
結局「いつも食べているメニュー」を選びませんか?
そうなってしまうのは「新しいメニューを頼んで失敗したらどうしよう」という心理的な抵抗感が生まれているからなのです。
そういった心理的な抵抗感になれるために必要なのが、「毎日違うドリンクを飲む」ということです。
もちろん、ドリンクでなくても、いつも食べるランチのお店やメニューを変えてみるとかでもいいと思います。
行動できないと悩んでいる人は、身近で出来る「小さな行動」から自分を変えていくと、「大きな行動」を起こせるようになります。
それでは、今日も良い一日を!
ルトラ(@lutraxlutra)でした。
- 成功には確かな理由はないが、失敗には必ず理由がある
- 行動するには、身近な小さな変化になれることが大事
- 小さな行動の積み重ねが、大きな行動の一歩に繋がる
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