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【映画感想・レビュー】映画『遠い夜明け』1970年代後半、アパルトヘイト時代の南アフリカで起こった黒人差別を描いた実話の物語

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映画『遠い夜明け』の作品情報

監督・脚本監督:リチャード・アッテンボロー
脚本:ジョン・ブライリー
出演者ケヴィン・クライン
デンゼル・ワシントン
ペネロープ・ウィルトン
ジョゼッテ・シモン
ケヴィン・マクナリー
ティモシー・ウェスト
ジャニタ・ウォーターマン
ジョン・ハーグリーヴス
イアン・リチャードソン
ジョン・ソウ
ジャンルドラマ
製作年1987年
製作国イギリス
上映時間時間分
補足情報原題:CRY FREEDOM

映画『遠い夜明け』のあらすじ・内容

1970年代後半、アパルトヘイト時代の南アフリカ。
「デイリー・ディスパッチ紙」のリベラルな白人編集長ドナルド・ウッズ(ケヴィン・クライン)は、黒人解放運動家のスティーヴ・ビコ(デンゼル・ワシントン)が白人差別を扇動しているという記事を新聞に載せていた。
数日後、ビコの友人で医師の黒人女性がウッズの元を尋ねて来て、一度ビコと会って話をして欲しいと言ってきた。
そして、ビコと直接会って話をしたウッズは、彼の黒人と白人が同じ機会や自由を享受できる南アフリカを望んでいるという考えに惹かれ、何度か交流を重ねていくうちに彼らに友情が芽生え始めるが・・・。

映画『遠い夜明け』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

1970年代後半、アパルトヘイト時代の南アフリカで起こった黒人差別を描いた実話の物語

リベラルな白人編集長のドナルド・ウッズと黒人解放運動家のスティーヴ・ビコの交友を主軸に描きながら、1970年代後半のアパルトヘイト時代の南アフリカの当時の状況を詳しく描いた実話を基にした物語。

まず、この映画が作られたのが1987年で、アパルトヘイト(人種隔離政策)が行われていたのが1948年から1990年代初めまでなので、まだ政策が実施されている時に作られた作品というのが驚きです。

当時の南アフリカではどのような黒人差別が行われていたのか、彼らがどのように迫害されていたのか、それに対して南アフリカの人たちはどう感じていたのかなどがわかりやすく、当時の空気感が伝わってくる良い映画でした。

昔の映画だし、実話ベースだからすごいドラマチックな展開があるわけではないし、後半のスリリングな展開はいまいちハラハラしなかったけど、静かにじっくりと差別の歴史と向き合える作品なのではないでしょうか。