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【映画感想・レビュー】映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』CIAに依頼された仕事の裏で麻薬の運び屋もしていたある男の実話の物語

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映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』の作品情報

監督・脚本監督:ダグ・リーマン
脚本:ゲイリー・スピネッリ
出演者トム・クルーズ
ドーナル・グリーソン
サラ・ライト
ジェシー・プレモンス
ローラ・カーク
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ジェイマ・メイズ
ミッキー・サムナー
ジェド・リース
ジャンルアクション
製作年2016年
製作国アメリカ
上映時間1時間55分
補足情報原題:American Made/BARRY SEAL

映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』のあらすじ・内容

1970年代後半、ソ連との冷戦の真っ只中のアメリカ。
大手航空会社TWAでパイロットをしているバリー・シール(トム・クルーズ)は、検査が緩いパイロットの立場を利用し、小銭稼ぎのためにキューバから葉巻を密輸していることがCIAにバレてしまう。
しかし、CIAは彼のパイロットとしての腕前を買い、ある極秘任務に参加するよう提案する。
それは、ソ連が後押ししている中米の共産主義系の革命軍兵士たちの写真を空から撮ることだった。
バリーは死と隣り合わせの任務をこなしながら、CIAの目を盗んで、情報の売買、麻薬密売、銃の密輸、資金洗浄などの犯罪に次々と手を染めていくーーー。

映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3)

CIAに依頼された仕事の裏で麻薬の運び屋もしていたある男の実話の物語


CIAから依頼された仕事の裏で麻薬の運び屋もやっていた実在の人物バリー・シールという男の実話の物語。

まず、邦題の“アメリカをはめた男”ってのが若干のミスリードで、正確にはアメリカ・CIAの犬で、最終的にはアメリカ政府の犬になって、使い捨てにされた男って感じで、邦題ほど「国を騙した!」って感じのスマートな印象は伝わってこなかった。
やってることはヤバいんだけど、良くも悪くもテンポよくコメディタッチに描きすぎたせいかな。

序盤からテンポ良く進むのは面白いんだけど、やってることは単調だから途中で飽きてしまう。
後半に雰囲気が少し変わってスリリングな展開になるかと期待したが、特に変わらず普通に終わっちゃった感じ。

とりあえず、全体的に内容が薄かった気がする。
その理由が、当のバリー・シールが多くを語らなかったからなのか、政府が内容を秘密にしたのかがわからない。

おそらく、CIAの目を盗んで、情報の売買、麻薬密売、銃の密輸、資金洗浄などの犯罪に手を染めたのは事実で、その過程の内容はほとんど脚色されたものなのかなという印象。

バリー・シールは死んじゃってるし、政府が表には出せないようなことをやっていたんだとしたら内容は世に出せないしで、どうしても実話を詳細に描くことができない感じだったのだろうか。

バリー・シールがカメラの前で真実を話してテープに記録する演出があったけど、実際にそんな物は存在してなかったのか、秘密裏に処分されたのか。
あのテープが存在していて世に出されていたら、この映画はもっと面白いものになっただろうから、ただの映画の演出かな?

とにかく、トム・クルーズが主演なのと、実話ベースの物語ということを踏まえての評価は、そこそこ面白かったです。