【映画感想・レビュー】映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』木片で作った鍵を使って刑務所からの脱獄を企む男たちの実話物語

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』の作品情報

監督フランシス・アナン
出演者ダニエル・ラドクリフ
イアン・ハート
ダニエル・ウェッバー
ネイサン・ページ
マーク・レオナルド・ウィンター
スティーブン・ハンター
グラント・パイロ
ジャネット・クローニン
アダム・タオミナン
ジャンルサスペンス
製作年2020年
製作国イギリス
上映時間1時間46分
補足情報原題:Escape from Pretoria

映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』のあらすじ・内容

舞台は南アフリカ、アパルトヘイト(人種隔離政策)時代。
南アフリカ人のティム・ジェンキン(ダニエル・ラドクリフ)は、白人でありながらネルソン・マンデラ率いる反アパルトヘイト組織「アフリカ民族会議(ANC)」の極秘作戦を行うが失敗に終わる。
テロリストとして、ティムは12年、同胞のスティーブン・リー(ダニエル・ウェバー)は8年の実刑をくらい、2人一緒に最高警備を誇る南アフリカ・プレトリア刑務所に投獄されてしまう。
収監後、彼らは自由と平等を手に入れるためにすぐに脱獄を決意する。
そのための方法として考え出したのが、木片を集めて精巧な“木製の鍵”を作成し、10の鉄製のドアを突破することだったーーー。

映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

嘘のような方法で脱出する実話に基づく脱獄映画


最初に言っておきたいのが、これは“実話の脱獄物語”だということ。
看守の目を盗んでカギを奪って、粘土のようなもので型を取って、なんか液体を流し込んで固めて作る。みたいなやり方は使わない、看守を買収するわけでもない。
主に脱獄のためにやったことと言えば、看守がぶら下げている鍵をジッと見て形を記憶して、それを木片を使って再現するという「いや、嘘だろ…」と思いたくなるような内容だった。

その方法で実際に10種類の鍵(作った本数ではそれ以上)を作って見せたのはかなりの驚きだった(そんな方法思いついてもやるか?)。

決してスマートな脱獄映画ではないが、地味ながら手に汗握る展開が楽しめる良い映画だと思う。


ここからは余談で、原題はEscape from Pretoria(エスケープフロムプレトリア)で「プレトリアからの脱出」というシンプルなタイトルとなっている。
邦題が『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』でサブタイトルの“脱出への10の鍵”がなんだかファンタジー感が出てしまっているが、日本だとシンプル過ぎるタイトルだと興味を惹かれないんだろうな~。