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【書評・レビュー】上司として何ができるか『もし部下が発達障害だったら』感想・レビュー

【書評】上司として何ができるか『もし部下が発達障害だったら』感想・レビュー

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こんにちは、ルトラ(@lutraxlutra)です。

 

今回は、佐藤恵美さんの著書『もし部下が発達障害だったら』をご紹介したいと思います。

 

あなたの職場にこういう人はいませんか?

  • 「いつまで経っても仕事ができない人」
  • 「何度言っても同じミスを返す人」
  • 「発達障害の疑い、もしくは発達障害と診断された人」

 

もし、上記のような人が職場にいて、上司として同じ職場の人間として悩んでいる場合。

 

そういった“職場や部下に発達障害の人やその可能性がある人がいる場合、上司や周りとして何ができるだろうか”という悩みを丁寧に解決してくれる一冊となっています。

 

  • 「そもそも発達障害とは何かがわからない」
  • 「発達障害の特性をきちんと理解したい」
  • 「発達障害の部下に上司としてどうやって対応すればいいのかがわからない」

このような悩みや疑問を抱えている人には必ず役に立ちます。

 

自分が発達障害という当事者の人にとっても、また、家族や友人に発達障害の人がいる場合でも、特性を理解するためには必須の一冊となっています。

 

この本はこんな人にオススメ!
  1. 職場に発達障害の人がいる人
  2. 職場の仕事ができない人に悩んでいる人
  3. 家族や友人などの周りに発達障害の人がいる人
【書評・レビュー】上司として何ができるか『もし部下が発達障害だったら』感想・レビュー

【書評・レビュー】上司として何ができるか『もし部下が発達障害だったら』感想・レビュー

書籍の説明

著者について

佐藤恵美(さとう・えみ)
神田東クリニック副院長。MPS(メンタルヘルスプロフェッショナルサポート)センター副センター長。精神保健福祉士。1970年生まれ。東京都出身。病院勤務などを経て現職。医療現場および社内のカウンセラーとして個別面談で多くのビジネスパーソンの悩みに向き合い、職場に対して健やかな組織づくりのためのアドバイスをしている。著書に『ストレスマネジメント入門』(日本経済新聞出版社)がある。

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書籍の内容・あらすじ

昨今「発達障害」という言葉がより身近なものとなっています。芸能人がカミングアウトしたり、メディアで取り上げられたりして、多くの人に知られるようになりました。しかし、注目度が上がった結果、レッテル張りが横行し、偏見を助長することにもなりかねません。
発達障害の有病率はその一種であるASDで100人に1人、ADHDで30人に1人程度と言われています。診断されていない人や疑いのあるグレーな人も含めれば、決して稀ではない相当数の存在だと言えます。発達障害の特徴がある人への対応はもはや特別な配慮ではありません。とくに、人間関係が大きく結果を左右する職場において発達障害への理解・対応は今後ますます「当たり前のマネジメント手法」となるでしょう。
本書は専門的な解説と具体的な事例を交えて、発達障害を適切に理解し対応できる内容となっています。

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書籍の目次

はじめに

 

序章  もし部下が発達障害だったら

  • 何が問題なのかを整理してみる
  • 上司としてどうすればいいのか

 

第1章  「発達障害」と白黒はっきりさせることは難しい

  • そもそも発達障害とは
  • 発達障害は脳機能の発達のアンバランス
  • 発達障害は「グラデーション」
  • 発達障害と白黒はっきり診断するのは難しい
  • 「障害」のとらえ方について

 

発達障害の人を理解する9つのカギ

  • ①安易に言動と診断名を結びつけない
  • ②環境によって特徴の現れ方が変わることを理解する
  • ③「代償的機能」が特徴を隠す
  • ④頑張りの極端さ
  • ⑤うつ病などの二次障害の影響
  • ⑥自分を認める気持ち(自己肯定感)が低い
  • ⑦親子関係からの影響
  • ⑧嫌な記憶を溜めやすい
  • ⑨「これができたのだから、こっちもできるはず」ではない

 

第2章  発達障害の特徴を理解するASDに見られる特徴

  • ①人との関係が苦手
  • ②感情のコントロールが苦手
  • ③想像することが苦手
  • ④曖昧なこと、目に見えないものが苦手
  • ⑤関心事が狭くて深い
  • ⑥一点集中で物事に没頭する
  • ⑦手順ややり方などへのこだわりが強い
  • ⑧感覚の敏感さ
  • ⑨特異的な時間感覚
  • ⑩睡眠リズム・生活リズムが乱れやすい
  • ⑪ワーキングメモリ機能が低い

 

ADHDに見られる特徴

  • ①不注意
  • ②多動・衝動性が目立つ

 

業務の向き・不向き

 

第3章  職場で起こるさまざまな問題

  • ①上司との関係において起こること
  • ②同僚との関係において起こること
  • ③業務の進め方において起こること
  • ④報告・連絡・相談などのリレーションにおいて起こること
  • ⑤労働時間において起こること
  • ⑥会議場面で起こること
  • ⑦出張において起こること
  • ⑧接客において起こること
  • ⑨社会人マナーやエチケットにおいて起こること

 

第4章  【事例から学ぶ】上司はどう対応したらよいのか

  • ①取引先への失礼な態度を繰り返す
  • ②毎日のように遅刻してくる
  • ③たびたび約束を忘れてしまう
  • ④メンタルヘルス不調で休復職を繰り返す
  • ⑤報告・連絡・相談ができない
  • ⑥仕事が遅く、頻繁に欠勤する
  • ⑦仕事の優先順位がつけられない
  • ⑧会議で居眠りしてしまう
  • ⑨業務の指示が通らない
  • ⑩曲がったことが大嫌い、職場や上司を糾弾する
  • ⑪忘れ物や失くし物が多い
  • ⑫電話の取り次ぎができない

 

第5章  職場として発達障害にどう関わるか

  • 知っておきたい「合理的配慮」とは
  • うつ病などの二次障害を見逃さない
  • 発達障害の特徴を持った人へのアプローチ
  • 職場と医療機関との連携の重要性と課題
  • 本人の自己理解が最も大切
  • 専門的な「コンサルテーション」を受ける
  • カギは継続的なマネジメント

 

おわりに

 

参考文献

読了時間の目安

ページ数は約202ページで、読了時間の目安は約2時間です。

【書評・レビュー】上司として何ができるか『もし部下が発達障害だったら』感想・レビュー

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書籍の感想・レビュー・評価

「発達障害とは」「発達障害の特徴とは」という基本的な情報から始まり、職場で起こる様々な問題を関係性や具体例・事例ごとに詳しく解説されています。

最終的に職場として発達障害の人とどう向きあっていくか”までが幅広く、わかりやすくまとめられた、とても実用的な本だなと感じました。

発達障害の人が職場にいる場合

発達障害と言っても症状は様々で、職場によっても起こる問題は違ってきます。

この本を読むことで

「職場の発達障害の人の特徴を正しく理解する」

「その特徴から、自分の職場で起こる問題を想像する」

「どうやったら問題を防げるかを考える」

というような使い方ができると思います。

自分が発達障害の当事者の場合

「発達障害と診断された」「診断はされていないがグレーゾーンの可能性がある」という人にも、読むことで生きづらさが解消されると思います。

 

本書には『発達障害の特徴を持つ人は、自分自身の特徴について的確に理解することがとても大事です。』と書かれていて、ASDの特徴がある人ADHDの特徴がある人向いている業務・不向きな業務も紹介されています。

 

ですので、自分の特徴を理解して、それに合わせて得意な仕事・不得意な仕事を分析するという使い方ができます。

発達障害についてどういう視点が大事か

現実の個人生活・職業生活の中で、「何が起こっているのか」「どのような困ることが生じているのか」「困ることはどう工夫すれば解消できるのか」という視点が重要です。
佐藤恵美『もし部下が発達障害だったら』(ディスカヴァー・トゥエンティワン・2018年)
発達障害の特徴がどのように影響するかは、学生生活や仕事日常生活などの、環境によっても変わってきます。
  • 発達障害の特徴が出る場合
  • 発達障害の特徴が出ない場合
  • 発達障害の特徴が出ても問題がない場合
このような様々なケースに対応するためにも
  • 「何が起こっているのか」
  • 「どのような困ることが生じているのか」
  • 「困ることはどう工夫すれば解消できるのか」

を正しく理解して解決していくことが、生きづらさを解消するためにも大事になってきます。

 

それでは、今日も良い一日を!

ルトラ(@lutraxlutra)でした。

この記事のまとめはこんな感じ!
  1. 職場として発達障害の人とどう向き合っていくか
  2. 自分自身の特徴について的確に理解することがとても大事
  3. 生きづらさを解消する手助けになる本
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