【書評・レビュー】あなたに合う治療法が必ず見つかる『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』感想・レビュー

あなたに合う治療法が必ず見つかる『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』感想・レビュー

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こんにちは、ルトラ(@lutraxlutra)です。

 

今回は、ほっしーさん著『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』をご紹介したいと思います。

 

長年うつ病に苦しんでいた著者のほっしーさんが、実際に試したたくさんの治療法を、わかりやすく効果と難易度によってマッピングしたものです。

 

その数、なんと33種類!

 

どのような効果があったのか、また試してみる際の注意点など詳しく載っているため、自分に合った方法が必ず見つかります

 

綴じ込み付録として、「うつマッピング」が作れるシートが付いていますので、自分専用のオリジナルうつマッピングを作るのもいいかもしれません。

この本はこんな人にオススメ!
  1. ゆっくり休んだ後、さらに良くするための治療法が知りたい人
  2. 薬以外での対処法が知りたい人
  3. 少し元気が出てきて、何か行動したいと思っている人

書籍の説明

著者・解説について

著者●ほっしー

ブログ「メンタルハック」主宰
心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。新卒でIT企業に就職し、たった半年でうつ病を発症(現在は、安定した寛解に近い状態に)。休職後に退職。その間Twitterで情報収集をし、病識を深める。「精神疾患者の体験談で読みやすいサイトないな」と思い、ブログを書き始める。 ブログを仕事にして(最高月間40万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁る生活を送る。散歩は行くが、ほとんど引きこもりの生活。ブログやSNSを駆使し、新しい時代の働き方・生き方をメンタル疾患持ちの視点から発信している。

 

解説●和田秀樹
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、国際医療福祉大学心理学科教授、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化したクリニック)院長。
1987年『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られる。
著書に『感情的にならない気持ちの整理術 ハンディ版』『医学部の大罪』(以上、ディスカヴァー)、『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』(大和書房)、『感情的にならない本』(新講社ワイド新書)、『受験は要領』(PHP文庫)など多数。

Amazon 商品の説明 著者についてより

書籍の内容・あらすじ

精神科医・和田秀樹先生、推薦!!

Twitterで2.4万回リツイート、4.1万の「いいね!」がついた
大反響の「うつマッピング」、待望の書籍化!

「うつマッピング」とは、
長年うつ病に苦しんできた著者が、
たくさんの治療法を試してきたなかで、
「効果があったこと」「なかったこと」を
1枚の図にしたものです。

本書では、著者の「うつマッピング」に即して、
「効果高い・お手軽」な対処法から
「効果低い・難しい」対処法まで、
自らの体験や根拠を交えながら具体的に解説。

まさに、経験者だから書ける、
「うつによいこと、そんなによくないこと」大全です!

1《効果高い・お手軽》
Twitter、暗すぎない体験談、寝る、ハーブティー、愛犬、YouTube、……

2《効果高い・難しい》
読書、記録をつける、抗うつ薬、カウンセリング、友人と遊ぶ、認知の改善、……

3《効果低い・お手軽》
Facebook、インスタ、散財、ゲーム、マンガ、テレビを見る、……

4《効果低い・難しい》
食事の習慣を変える、筋トレ、メンヘラコミュニティ

全部で33の方法を収録。
きっと、あなたに合う方法が見つかるはずです。

ぜひ、今のあなたが、ほんの少しだけがんばればできそうなことから、
自分のペースではじめてみてください。

【綴じ込み付録】
あなたの「うつマッピング」が作れるシート付き!

Amazon 商品の説明 内容より

書籍の目次

 

付録 あなたの「うつマッピング」を作ってみよう!

 

巻頭

 

まえがき

 

CHAPTER1  効果高いお手軽

  • 1 ツイッター
  • 2 暗すぎない体験談
  • 3 寝る
  • 4 ハーブティー
  • 5 愛犬
  • 6 YouTubeを見る
  • 7 趣味に没頭する
  • 8 深い呼吸
  • 9 甘いものを制限する

CHAPTER2  効果高い難しい

  • 10 読書
  • 11 記録をつける
  • 12 抗うつ薬
  • 13 カウンセリング
  • 14 散歩
  • 15 旅行
  • 16 友人と遊ぶ
  • 17 認知の改善
  • 18 他人との比較をやめる
  • 19 理解者の存在
  • 20 自己理解
  • 21 目標を立てる
  • 22 思考をシンプルにする
  • 23 普段会わない人に会う
  • 24 お金

 

CHAPTER3  効果低いお手軽

  • 25 フェイスブックとインスタグラム
  • 26 散財
  • 27 ゲーム
  • 28 マンガ
  • 29 アニメ
  • 30 テレビを見る

 

CHAPTER4  効果低い難しい

  • 31 食事の習慣を変える
  • 32 筋トレ
  • 33 メンヘラコミュニティ

 

あとがき

 

解説医者のあてにならない国で「患者の力」を信じる

読了時間の目安

ページ数は約319ページで、読了時間の目安は約2時間30分です。

書籍感想・ネタバレ・評価

うつ病に対しての33種類の治療法がかなり詳しく書かれているため、「薬を飲んでるけど良くならない…」という人は、無理しない範囲で出来そうなことから始めるときっと良くなります。

 

僕も著者と同じことを思っていたのですが、“意外と実体験に基づいた情報がない”ということ。

 

お医者さんや精神科としての立場から「うつ病の原因」「うつ病の治し方」「うつ病の向き合い方」のような情報はネットに溢れています。

 

しかし、“うつ病になった人は具体的にどう治したのか”という情報は中々見つかりませんでした。

 

お医者さんの指示に従い、出された薬を飲み、ゆっくり休むということはとても大事です。

しかし、それだけでは“マイナスから0の状態”に戻すだけで、“0からプラスの状態”に変えることは難しいと僕は思っています。

 

そのため、薬+休養で良くなった人は、日常生活で出来ることから始めてみることが、うつ病を治すためには大事になってきます。

 

だけど「何から始めたらいいんだろう…」と悩んでいる人は、この本に書かれている方法を試してみてください。

 

きっと、前向きな気持ちになれる方法が必ず見つかります。

 

それでは、今日も良い一日を!

ルトラ(@lutraxlutra)でした。

この記事のまとめはこんな感じ!
  1. うつ病に対しての33種類の治療法が詳しく書かれている
  2. 気持ちを“0からプラスの状態”に変える
  3. 前向きな気持ちになれる方法が必ず見つかる