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【映画感想・レビュー】映画『痛くない死に方』在宅による終末期医療で末期がん患者を救うことはできるのか【尊厳死】

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映画『痛くない死に方』の作品情報

監督・脚本監督:高橋伴明
脚本:長尾和宏
出演者柄本佑
坂井真紀
余貴美子
大谷直子
宇崎竜童
奥田瑛二
大西信満
大西礼芳
下元史朗
藤本泉
梅舟惟永
諏訪太朗
田中美奈子
亜湖
真木順子
長尾和宏
田村泰二郎
東山明美
安部智凛
石山雄大
幕雄仁
ジャンルドラマ
製作年2019年
製作国日本
上映時間1時間51分
補足情報長尾和宏『痛くない死に方』
長尾和宏『痛い在宅医』

映画『痛くない死に方』のあらすじ・内容

在宅医の河田仁(柄本佑)は、夜中問わず仕事に追われる日々で、それが原因で夫婦関係も完全に冷め切っていた。
そんな中、末期の肺がん患者である井上敏夫(下元史朗)に出会う。敏夫の娘である智美(坂井真紀)の希望で、苦しみながら延命治療を続ける入院ではなく、自宅にて緩和ケアを受けて平穏な死を迎えさせるために“在宅医療”を選択したとのことだった。
しかし、河田は訪問をあまりせず電話での対応を続けていたところ、2回目の訪問を前にして敏夫は苦しみながら息絶えてしまう。
智美は「自宅に連れて帰らず入院させた方が良かったのか」「あなたのような在宅医に頼まなければ良かった」と強く責められる。
そのことで悩んだ河田は在宅医の先輩である長野浩平(奥田瑛二)に相談すると、「肺がんよりも肺気腫を疑うべきだった」「病院のカルテではなく患者本人を見て判断しろ」と言われ、自分のミスにより敏夫は苦しみながら死んでいったと後悔の念に苛まれる。
2年後、長野の元で在宅医として治療現場を見学させてもらっていた河田は、同じく末期の肺がん患者である本多彰(宇崎竜童)を担当することになるが、果たして「痛くない死に方」を実践することができるのかーーー。

映画『痛くない死に方』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

在宅による終末期医療で末期がん患者を救うことはできるのか


一人の在宅医が、末期がんの患者を終末期医療にて痛くない死に方を迎えさせるまでを描いた作品。

前半に出てくる末期がん患者については、ひたすら痛みが伝わってくるようながんの恐ろしさがリアルに伝わってくる描写に対し、後半に出てくる末期がん患者については、「どうやって死ぬか」「それまでどのように生きるか」を教えてくれる描写になっていた。
その対比によって、主人公である河田の成長を感じられると共に、映画の進行にメリハリがついていてとても良かった。

「生きることを選んだ」入院治療と「生き方を選んだ」在宅医療。
家族の身からしたら一日でも長く生きていて欲しいと思うのは当然だろうし、末期がん患者本人からしたらいつまでこの苦しみが続くのかという絶望もあるだろうか、どちらが正しいとかはないんだろけど、選択肢の一つとしてこういう方法もあるんだよと伝える意味でも良い映画だったと思いました。

あとは安楽死制度についても考えさせられます。

極一部ではありますが、終末期医療の現状を知ることができたので、自分や家族などがガンや末期がんになったときにもう一度観直したいです。