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『インターンシップ』の作品情報
監督・脚本 | 監督:ショーン・レヴィ 脚本:ヴィンス・ヴォーン、ジャレッド・スターン |
ジャンル | コメディ |
製作年 | 2013年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間59分 |
補足情報 | 原題:The Internship |
『インターンシップ』のあらすじ
IT技術が向上したデジタル時代の煽りを受け、時計のセールスマンのビリー(ヴィンス・ヴォーン)とニック(オーウェン・ウィルソン)は、会社が倒産したことにより職を失ってしまう。
そんなある日、再就職によりマットレスの販売をしていたニックに、ビリーが驚きの提案をしてくる。
それは、アメリカの巨大企業「Google」の“インターンシップ”に応募するというものだった。
ITの専門的知識もない自分たちでは無理だと反対するニックだったが、ビリーからの熱い説得により2人はインターンシップへの参加を決意するーーー。
『インターンシップ』のキャスト
- ヴィンス・ヴォーン
- オーウェン・ウィルソン
- ローズ・バーン
- アーシフ・マンドヴィ
- マックス・ミンゲラ
- ジョシュ・ブレナー
- ディラン・オブライエン
- ティヤ・シルカー
- トービット・ラファエル
- ジョシュ・ギャッド
『インターンシップ』の感想・評価
デジタル化の影響で職を奪われたおっさん2人がグーグルのインターン生に!?
世の中のデジタル化の影響で時計を売る営業の仕事を奪われたおっさん2人が、セカンドキャリアとしてグーグルに入社するため、グーグルのインターン生として奮闘する話。
主人公のビリーとニックが明るくお喋りなキャラなので、映画も最初から最後まで明るい感じのテンポの良いコメディ映画で、内容は人生の失敗からの逆転系の物語であり、おじさんが長年培ってきた仕事のスキルを使い、他の人とは違う角度で物事を解決する系の物語。
おじさんが若者にアドバイスして、おじさん自身も若者も人生が良い方向に向かうという意味では、アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロが出ていた「マイ・インターン」っぽい雰囲気。
ITの経験もないおじさんが勢いでグーグルのインターン生に応募するのは無理がある設定だけど、まあ実話ではなくフィクションだし、それに、いくつになっても新しいことに挑戦したり、無謀だろうということでも一歩踏み出すのは大事だよね。
序盤は、ビリーとニックが営業で培った技術は特に活かされず、とにかくノリと勢いでトーク力でガーガー言って、周りの若いインターン生の足を引っ張る展開にはちょっとイライラと恥ずかしい気持ちが募る。
だけど、ビリーは変わり者が多いチームを上手くまとめて引っ張って行ったり、ニックはITを一生懸命勉強したりしてチームの力になろうとする展開は、同じおじさんとしてはグッとくるものがあった。
表面的な能力ではなくチームや組織の潤滑剤のような役割の人も大切だと気付かされるし、年だからと諦めずに新しいことを学ぶ姿勢は見習わなきゃなと思いますね。
序盤はバタバタする展開が多いけど、中盤からは徐々に歯車が噛み合い始め、良い感じに盛り上がってくる
最後の課題はグーグル広告の“営業”ということで、彼らがいままで身に付けてきたものが存分に発揮される展開も良い。
学生たちは、グーグルの広告が“どういうものなのか”という“広告そのもの”の客観的な説明をするだけだったけど、ビリーとニックは、グーグルの広告を取り入れることで“あなたにはこんな人生が待っているか”という、広告を取り入れた先の“未来”の説明をして説得するところに、時計を売る営業で鍛えたであろうセールス力が発揮されていて良かった。
ビデオカメラ売る時にただスペックの説明をするよりも、このビデオカメラがあれば家族の思い出を残せるとか、手ブレ補正が強いので運動会などの動きが激しいものも綺麗に残せる、みたいな“買った後”の説明した方が相手に伝わりやすいですしね。
ラストの具体的な内容は言わないけど、ハッピーエンドで終わります。
正直、ご都合主義と思う人もいるだろうし、僕もちょっと思いましたけど、こういう映画くらいはハッピーエンドで終わって欲しい派なのでこれで良かったです。
グーグルの全面協力と言うことで、グーグルの雰囲気や敷地が見れたりするのも楽しいです。
内容はTHE・王道という感じだしオチもベタだけど、この映画を観終わった後は、自分も頑張ろうという前向きな気持ちになれる映画でした。
社会人とか、人生に迷っている人とか、新しいことに挑戦したいけど一歩踏み出せない人とかにはオススメの映画です。