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【映画感想・レビュー】映画『イン・ザ・ハイツ』ニューヨークの片隅で夢を見る

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映画『イン・ザ・ハイツ』の作品情報

監督・脚本監督:ジョン・チュウ
脚本:クイアラ・アレグリア・ヒューズ
出演者アンソニー・ラモス
コーリー・ホーキンス
レスリー・グレイス
メリッサ・バレラ
オルガ・メレディス
ダフネ・ルービン=ヴェガ
グレゴリー・ディアス四世
ステファニー・ベアトリス
ダーシャ・ポランコ
リン=マニュエル・ミランダ
ジミー・スミッツ
スーザン・プルファー
マーク・アンソニー
アリアナ・グリーンブラット
ジャンルドラマ、ミュージカル
製作年2021年
製作国アメリカ
上映時間2時間23分
補足情報原題:In the Heights

映画『イン・ザ・ハイツ』のあらすじ・内容

アメリカ・ニューヨーク州のマンハッタン北部にある活気溢れるヒスパニック移民街「ワシントンハイツ」。
そこで食料雑貨店を営む青年・ウスナビ(アンソニー・ラモス)は、日々お金を稼ぎながら、祖国であるドミニカに帰る日を夢見ていたーーー。

映画『イン・ザ・ハイツ』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

ニューヨークの片隅で夢を見る


アメリカ・ニューヨーク州にある『ワシントンハイツ』と呼ばれるヒスパニック移民街で暮らす者たちが、貧しい生活をしながらも夢に向かって生きていく様子を、陽気な音楽や歌、ダンスを用いて表現しているミュージカル映画。

映画冒頭の10分で主人公と関わりの深い人たちとの交流を描きながら、ストリートで大人数で歌って踊るシーンは圧巻だった。
ミュージカル映画もそんな見ないし、ラテンミュージックも聞き馴染みがないけど、ずっと踊って歌って楽しそうにしてるし、画面がカラフルでオシャレ、カメラワークも様々な演出があって、見ているだけで面白い映画。

ただ、ところどころのストーリーがミュージカルに乗せて進められるため、字幕で内容を理解しながら見るのはちょっと難しかった。
あとは、話は若者たちの恋愛や夢の部分がメインで、移民問題についてもちょっと触れているけど社会派映画ってほどの内容ではないので、ストーリーを楽しむというよりはミュージカルをとことん楽しむ感じの映画かな。

「小さなことで尊厳が保たれる」というセリフは印象的で、人はどんなにつらい状況でも、何か一つ大切なものを持っておけば自分らしくいることを忘れられずにいる感じが伝わってきて良かった。

あと、“故郷”は生まれ育った場所ではなく、自分にとって“一番大切な場所”を言うんだろうな。

ほとんどの人が貧しい生活を送っているし移民問題で大変だけど、それでもみんなで明るく元気に夢を持って前を向いて進んでいる感じは勇気をもらえる、そんな映画でした。