【映画感想・レビュー】映画『ザ・レポート』CIAが隠していた違法捜査の真実を暴く実話ベースの重厚なサスペンス【★4.0】

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映画『ザ・レポート』作品情報

監督・脚本監督:スコット・Z・バーンズ
脚本:スコット・Z・バーンズ
出演者アダム・ドライバー
コリー・ストール
イベンダー・ダック
ジョン・ハム
リンダ・パウエル
アネット・ベニング
サンドラ・ランダーズ
ジョン・ロスマン
ヴィクター・スレザック
ガイ・ボイド
ジャンルサスペンス、ドラマ、戦争
製作年2019年
製作国アメリカ
上映時間1時間59分
補足情報原題:The Report

映画『ザ・レポート』あらすじ・内容

アメリカ合衆国上院調査スタッフのダニエル・J・ジョーンズ (アダム・ドライバー) は、上司のダイアン・ファインスタイン上院議員(アネット・ベニング) から、アメリカ同時多発テロが起こった2001年9月11日以降に作られたCIAの拘留および尋問プログラムの調査をリーダーとして指揮するよう命じられる。
ダニエル率いる6人の調査チームは、600万ページを超える膨大な文書を調べていく内に、尋問とは名ばかりの残虐な行為をCIAが行っていたことを知るーーー。

映画『ザ・レポート』感想・評価・レビュー

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (4)

CIAが隠していた違法捜査の真実を暴く実話ベースの重厚なサスペンス


2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件以降CIAは容疑者の取り調べを強化するが、それが正しい捜査だったのかを調査チームが調べていくうちに、CIAが隠していた真実が明るみになるという実話を基にした重厚なサスペンス映画。

主演のダンを演じるアダム・ドライバーの熱演が良くて、なんとしてでも真実を暴いてやるといった信念のもとに調査を続けていき、ズルい手は使わず正面突破で立ち向かった姿は熱かったし、テロを未然に防げなかったことへの強い責任感というよりも、テロに対しての恐怖心により暴走してしまったCIAの歪んだ正義との対比の構図も良かった。

CIAがテロを未然に防ぐために行っていた、“強化尋問技術”と呼ばれる拘留および尋問に関するプログラムの真実が明るみになったけど、特に誰かが罪を問われたという感じでもなかったし、なんなら関わった人たちの多くが昇進を遂げたという結末にモヤモヤは残るが、アメリカとアメリカ国民にとってはこのレポートが世の中に発表された意味があったと思いたい。


それと、映画としては地味な作りで人物の名前や政治がらみで話がややこしくなることもあるけど、5年以上をかけて600万ページ以上の膨大な文書を調査し、約7000ページの報告書にまとめてそれらが明るみになるまでの物語を、2時間に凝縮して出来るだけわかりやすく、だけど内容が軽くならないように上手に映画に落とし込んだことは素直にすごいなと思った。

正直、アメリカは過ちを認めて正せる国なんだぞ!というアメリカ賛歌やプロパガンダに見えなくもないけど、一つの事実、一つの歴史、一つの強い信念をを知れたので観て良かったなと思った映画でした。

あと、本当のタイトルが黒塗りされた機密文書のように隠されている演出がオシャレ。