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【映画感想・レビュー】映画『ムーンライト』シャロンという一人の人間の孤独と成長

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映画『ムーンライト』の作品情報

監督・脚本監督:バリー・ジェンキンス
脚本:バリー・ジェンキンス、タレル・アルバン・マクレイニー
出演者マハーシャラ・アリ
シャリーフ・アープ
デュアン・”サンディ”・サンダーソン
アレックス・R・ヒバート
ジャネール・モネイ
ナオミ・ハリス
トレヴァンテ・ローズ
アッシュトン・サンダース
ジャレル・ジェローム
アンドレ・ホランド
ジャンルドラマ
製作年2016年
製作国アメリカ
上映時間1時間51分
補足情報原題:Moonlight

映画『ムーンライト』のあらすじ・内容

アフリカ系アメリカ人の少年・シャロン(アレックス・R・ヒバート)は、内気で引っ込み思案で小さな体のせいか、学校では“オカマ”とからかわれていた。
ある日、いじめっ子に追われて隠れているところを、麻薬売人フアン(マハーシャラ・アリ)に見つけられ、その様子を心配したフアンは、恋人のテレサ(ジャネール・モネイ)と暮らす自宅へと連れて行く。
シングルマザーでコカイン中毒の母親と暮らすシャロンにとって、これが信頼できる大人との出会いだった。
彼らとの出会い、唯一の友人であるケヴィンとの恋、母親との確執を経験してシャロンは大人になっていくーーー。

映画『ムーンライト』の感想・レビュー・評価

ただのペンギン🐧の映画感想・レビュー&評価
総合評価
 (3.5)

シャロンという一人の人間の孤独と成長


シャロンという一人の黒人の人生を、少年期・青年期・大人の3つの時系列に分けて、情緒的な音楽と映像美を効果的に使いながら、イジメや貧困、母親からのネグレクト、それに薬物や同性愛といった社会問題を描いた作品。

シャロンが無口な性格なのもあって多くの出来事の詳細は語られず、また、行間や空白が多い作りとなっている。
そのため、シャロンの見た目や行動や表情の細かい変化から何が起こったかを読み取らなきゃいけないので、人を選ぶ難しい作品かもしれない。
ただ、行間や空白を効果的に使うことで、その人にしかわからない悲しみや痛みが繊細に表現されていて良かった。

どんなに体を鍛えても、服装や振る舞いで強そうに見せても、幼少期に抱えたトラウマはずっと心に残り続けるんだろうなということと、周りの環境や大人の存在によって、子供の成長は左右されるということが良くわかる映画でした。
どこか不安定な様子のシャロンが、心を落ち着ける場所を見つけたような希望の持てるラストで良かったです。